JimmyJazz BBS

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LAN iPurifier Pro-ショパンコンクールのYouTube再生 - 酒仙坊

2025/11/06 (Thu) 04:32:52

今回公開されたのは、予選から本選の演奏と2日間のWinners Concertですが、受賞後のWinners Concertを試聴しました。
使用機器は、PCからUSBアキュライザー経由でBrooklyn DAC+に送り出し、Brooklyn DAC+にはCrystal Eを接続し、ABS-7777から48KHzのクロックを入力しています。PCへのYouTube受信は、スイッチングハブからLAN iPurifier Pro経由で受けています。
このような対策で、各受賞者の演奏技量や使用楽器の特徴、そしてワルシャワフィルの分離と協和など、YouTubeでここまで再生できるのかといった印象です。LAN iPurifier ProによりYouTube再生の価値があがったと言えます。
なお、コンクールに先立ち、過去の優勝者4人による競演がSTAGE+で公開されましたが、4人の奏者がそれぞれスタンウェイ、FAZIOLI、ヤマハ、河合を演奏しており、ここでもLAN iPurifier Proの効果が確認できました。

ChatGPTとオーディオ-オーディオにおけるChatGPTの活用 - 酒仙坊

2025/10/01 (Wed) 04:56:48

オーディオにおいては、しばしば1)十分な情報が得られない、2)昔から言われているが根拠がはっきりしない、3)諸説あってどれが本当なのかわからない、4)情報検索や経験をもとに自分なりの考えをまとめてはいるが自信がもてない、5)機器の不具合の調査の必要などに遭遇します。このような場合にChatGPTの活用が有効な手段となりえることがあります。
1)まず十分な情報が得られない場合ですが、配信サイトの音源のフォーマット、ビットレート、サンプリング周波数、ビット深度の問題があります。配信サイトには設定の項目があって一定の情報は得られますが、もう少しつっこんだ情報やフォーマット毎の詳細な比較など、ChatGPTの整理が頼りになる場合がありました。
2)昔から言われているが根拠がはっきりしない場合として、プリアンプとパワーアンプの組み合わせについて「ロー出し、ハイ受けの原則」があります。
昔から言われていることでそのまま信じていましたが、改めてChatGPTで調べてみましたところ、起源は真空管時代の1940年代から1940年代に遡り、無線と実験の解説などで広まったようです。この考えは電圧伝送を前提にしたオーディオ回路設計において出力インピーダンスを低く、入力インピーダンスを高くすれば、信号源にほとんど負担をかけず、波形を保ったまま次段に伝送でき、減衰・ひずみ・周波数特性の劣化を防げるということです。
真空管時代には出力インピーダンスが高いため重要な考えでしたが、現代のトランジスタアンプでは出力インピーダンスが低いため問題になることはないということです。しかしながら真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプが混在する場合では注意すべきことです。また、ケーブルが長い場合やパッシブアッテネーター使用時にも注意するべきことです。
では、真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプの組み合わせではどうなるかというと高域の減衰(出力と入力のインピーダンスが「分圧回路」のように作用し、ハイ落ちが生じる可能性)とケーブルの影響の増大(出力が高インピーダンスなのでケーブル容量で高域がロールオフする可能性)があり、聴感上音の「にじみ」や「ゆるさ」と表現されることもあるそうです。
では、どのくらい高域の減衰があるかどうか、マランツ7の0.5mから2mのケーブル引き出しの場合の高域の減衰度をChatGPTに計算させてみましたが、ほとんど無視できるという数値でした。
いずれにしても注意すべきことは注意し、真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプの組み合わせで問題があれば、バッファーアンプを入れるとか、ライントランスを入れるとかの対策が必要になります。
なお、現在、抵抗切り替え式と巻き線抵抗型のパッシブアッテネーターを使用していますので注意をしていきます。
3)諸説あってどれが本当なのかわからない場合として、アンプのダンピングファクターの問題があります。アキュフェーズなどダンピングファクター重視の設計方針、逆に基盤と出力端子の線を伸ばしたり、抵抗をいれてダンピングファクターを下げるとよい場合があるとの考え、真空管アンプはダンピングファクターの点で不利だという考えなどがあります。
ChatGPTによるとダンピングファクターの本質は、アンプがスピーカーの逆起電力をどれだけ制御できるかを示す指標であり、スピーカーのインピーダンス特性やエンクロージャー構造によって「制動の必要度」は変わるとし、ダンピングファクターが有効に働きやすいケースとダンピングファクターをあまり重視しなくてもよいケースについて整理してくれました。
4)情報検索や経験をもとに自分なりの考えをまとめてはいるが自信がもてない場合として仮想アースのメカニズムの問題があります。
アースラインの「高周波ノイズの導電損失や誘電損失を利用して減衰させる」という当方の考えは本質的に的を射ているというChatGPTからの回答でした。
より具体的には、導電体や半導体粉体の導電損失、異種金属接触による微小な電位差の「接触による誘電損失」、コンデンサ的作用の「高周波を逃がす容量性パス」、セラミックスや鉱石などの誘電体損失などとの説明がありました。
5)機器の不具合に関しては、最近経験したLAN Purifier Proの不具合とディーラーの対応に関する情報収集に役立ちました。
以上のように、単なる音楽好きであってオーディオ技術の専門家ではないので、深く追及するすべがなく、困ったときにはChatGPTによって手っ取り早く情報入手ができることがありました。
なお、期待した回答が得られない場合は、質問の仕方を替えてみるとか、国内の情報が少ない場合は英文での質問をすると良い場合があります。

LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(3) - 酒仙坊

2025/09/26 (Fri) 05:13:41

これまでSTAGE+とベルリンフィルディジタルコンサートの設定条件の最適化を行ってきましたが、今回は、おおまかな最大公約数的な設定条件を決めて固定したいと思います。このため、フォーマットやビットレートの特性を配信サイトの設定の情報やChatGPTの検索で整理しました。
STAGE+
ロスレス FLACの配信
44.1 kHz / 16 bit FLAC(CDクオリティ)、または 48 kHz / 24 bit 以上
高音質=AAC 320kbps の配信
フォーマット:AAC 320kbps
サンプリング周波数:通常は 44.1kHz(一部配信で48kHzの可能性)
通常音質=AAC 256kbpsの配信
フォーマット:AAC256kbps
サンプリング周波数:44.1kHz(CDと同じが基本)
Dolby Atmos
Windows PCは対応していない。
ベルリンフィルディジタルコンサートホール
ステレオ(ハイレゾ)
標準ステレオ:AAC 320kbps / 48kHz
  *約 2,304 kbipsという情報もあり
音声フォーマット:FLAC(ロスレス) 24bit / 48kHz
ステレオ(通常モード)
音声フォーマット:AAC(ロッシー圧縮)
ビットレート:320 kbps
サンプリング周波数:44.1 kHz
Spotify
フォーマット:Premium Plan(従来のVery High)
音声フォーマット:AAC
ビットレート:320kbps
サンプリング周波数:44.1 kHz / 16bit
フォーマット:Lossless(新規対応)
音声フォーマット:FLAC
ビットレート:ビットレート指定よりフォーマットと内部データ品質重視
サンプリング周波数:最大44.1 kHz / 24bit
以上のように非常にヴァラエティに富んでおり、一律な設定はむつかしく、周波数は44.1 kHzと48KHzが混在していますが、まずはサウンドの設定は48KHzとし、DACのクロック入力はノイズの出にくかったABS-7777からの48KHz入力を基準とし、問題があればサウンドの設定を変えたり、DACのクロックを内部クロックにします。
なお、配信のフォーマットやモードは、サポートされた中からもっとも高音質のものを選んでみて問題があればグレードを落とします。
現在のところ上記条件で、STAGE+もベルリンフィルディジタルコンサートホールもSpotifyのロスレスも何とか安定して再生できています。
トラブル発生後、配信サイトで複数のフォーマットがあり、曲ごとのフォーマット情報が表に出てこなかったり、設定が可変であったり、DACとクロック機器の相性もあったり、検索で違った情報があったりして、右往左往の醜態をさらしてきましたが、少しは全容が分かってきました。オーディオ情報誌やネット上では機器の情報はありますが、配信サイト自体の情報はほとんどなく、設定条件の問題もみつかりませんので、今後に情報の蓄積を期待しています。

LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(2) - 酒仙坊

2025/09/25 (Thu) 07:37:23

前回はSTAGE+のアルバムについての検討でしたが、同様のことをベルリンフィルディジタルコンサートでも行いました
音源はヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番で、演奏はHIMARI (ヴァイオリン)/セバスティアン・ヴァイグレ指揮ベルリンフィルです。
再生画面の歯車マークを開きますと、画面の音質設定は、ステレオ(通常モード)です。そこでステレオ(ハイレゾ)に変更しました。
ハイレゾステレオの音声仕様をChatGPTで調べてみますと、ハイレゾステレオ:FLAC(ロスレス)24bit / 48kHzとなっています。
この条件下で、対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などを網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と外部入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzと48KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
なお、音質についてSOUND設定で44.1KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの44.1KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。
STAGE+にしろ、ベルリンフィルディジタルコンサートにしろ、いろいろなフォーマットがあって表面にでていないので、サウンドの設定、クロックの設定など、再生条件の最適化は試行錯誤で手間がかかります。
結論としては、選択したモードの周波数を調べて、サウンドの設定をそれに合わせ、DACは内部クロックにすることも無難な選択と思われます。 

LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(1) - 酒仙坊

2025/09/24 (Wed) 04:32:39

STAGE+の問題となったアルバムは、ロスレス(FLAC)ですので、そのサンプリング周波数はどのようなものかということをChatGPTで調べました。
STAGE+ 配信仕様(ロスレス FLAC)のアルバムは、44.1 kHz / 16 bit FLAC(CDクオリティ)、または 48 kHz / 24 bit 以上(ハイレゾ)で、ライブ配信は 48 kHz / 24 bit FLAC が多いということです。
以上の経過から音源のフォーマットの実際の周波数とそれに対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などについて網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
上記のとおり、STAGE+のロスレスのFLAC は、44.1 kHz / 16 bit FLACと48 kHz / 24 bitがあるそうですが、このアルバムの場合、はっきりしませんが、後者のようにも感じられます。
なお、音質についてSOUND設定で48KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの48KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。

LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proのブツブツノイズのフォロー - 酒仙坊

2025/09/23 (Tue) 08:09:02

先に問題となったSTAGE+のDolby Atomosのアルバムのブツブツノイズのフォローを続けています。Dolby Atomosのビットレートは768 kbpsらしいということでした。そこでこのアルバムのビットレートを調べてみる方法はないかとSTAGE+当該アルバム再生中の右上の歯車のマークをクリックすると、音声フォーマットのリストが出て「ロスレス(FLAC)」にチェックが入っています。「高音質(AAC320kbt/s)」、「通常モード(AAC320kbt/s)」、「ドルビーアトモス」の選択もありますが、このブラウザでは「ドルビーアトモス」非対応となっており、Helpに飛びますとPCのWindowsは非対応でSafariとMacOSが対応となっていました。
これまでの経過を整理しますと、外部クロック(WCK)をやめて内部クロック(INT)にしますとプツプツというノイズは収まりました。
PCからBrooklyn DAC+へのUSB接続には、iFiのiPurifier USBを介在させていましたが、インフラノイズのUSBアキュライザーを介在させてみたところ、プツプツというノイズはわずかに残りますが、気になることはなく音質向上も果たせました。たまに出る場合は、内部クロック(INT)にしますと完全に解消します。
PCのサウンドの設定も44.1KHzにしており、「ロスレス(FLAC)」なら問題ないはずです。そこで思いついてクロックの入力をGPS-777からABS-777に替えますとブツブツノイズは影を潜め、かつ音質も満足できるものとなりました。GPS-777とABS-7777の違いはディジタルPLLとアナログPLLの違いだそうで何が問題なのか詳しいことはわかりません。
以上から、音源のフォーマットの実際の周波数とそれに対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などについて網羅的に調べてみる必要を感じています。

LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proのブツブツノイズその後 - 酒仙坊

2025/09/22 (Mon) 04:29:52

さる首長の学歴詐称問題、ミャクミャクその他の商品の偽物問題、SNS上のフェイクニュースなどなど真贋問題には話題に事欠きません。
オーディオでは真贋とは違いますが、製品化プロセスやサービスの違いが音質に影響し、オーディオ仲間にもオリジナル盤を求めて東奔西走するアナログフアンがいます。さる演奏のオランダ盤、フランス盤、イギリス盤、アメリカ盤、国内盤を聴かせてもらう機会がありましたが、音質も違いますし、イコライザーカーブや絶対位相まで違うものがありました。
なやましいことは、この盤はどのイコライザーカーブなのか、公開されていなことです。ジャケットにはRIAAと記載されているが実際は違っていたり、リマスター盤では変わっていたりすることもあります。
これらと同じように、最近の配信では、フォーマットやビットレート、サンプリング周波数などが公開されないことが多く、同じフォーマットでもビットレートが違うものも混在しています。これらの情報を知りえていないと受信条件の設定や再生条件の設定やクロックの打ち直しでトラブルの発生も起こりえます。これらの情報はオーディオ情報誌でもあまり見受けません。
ビットレートは「1秒あたりに送られるデータ量」を示すだけで、サンプリング周波数やDACのクロック周波数そのものを直接示してはいないようです。
音声配信(AACなど)は圧縮ストリームで送られてきており、DACが扱えるのは「デコード後のPCMデータ」でそのサンプリング周波数が問題です。
なやましいことに同じビットレートでもデコード後のサンプリング周波数が44.1KHz、48 KHz、まれに192 KHzがあるようです。
これらの情報を認識しないまま間違った条件設定をして音質の判断を誤り、それが音源の問題と受け取ってしまうことも起こりえます。
イコライザーカーブや配信品質については、その都度公開して欲しいものです。

LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proの不具合その後 - 酒仙坊

2025/09/21 (Sun) 08:36:10

交換したLAN iPurifier ProのSTAGE+の配信再生は快調だったのですが、あるSTAGE+のアルバムの再生でプツプツというノイズがでました。これ以外のものの再生は問題ありません。
一瞬音切れが治っていないのかと思いましたが、LAN iPurifier Proのランプは正常です。
このアルバムはDolby Atomosのフォーマットでした。そこでSTAGE+のDolby Atomosのビットレートを調べるとどうやら768 kbpsらしいです。
DACはBrooklyn DAC+でGPS-777から44.1KHzを入力しています。そこでクロックのミスマッチかと思い、外部クロック(WCK)をやめて内部クロック(INT)にしますとプツプツというノイズは収まりました。
このDolby Atomosのビットレートは「1秒あたりに送られるデータ量」すなわち送信速度を示すだけで、サンプリング周波数やDACのクロック周波数そのものを示してはいないようです。44.1KHzとは少し数値が違っていれば、Brooklyn DAC+のクロックの打ち直しのタイミングのずれという可能性があります。
PCからBrooklyn DAC+へのUSB接続には、iFiのiPurifier USBを介在させています。このものはノイズを検知して逆位相のノイズでキャンセルさせるというものです。LAN iPurifier Proなどの導入で存在意義が薄れているので、外してみたところプツプツというノイズの大半は消えました。
そこでiPurifier USBの代わりにインフラノイズのUSBアキュライザーを介在させてみたところ、プツプツというノイズはわずかに残りますが、気になることはなく音質向上も果たせました。たまに出る場合は、内部クロック(INT)にしますと完全に解消しますので、Dolby Atomos自体のクロックの打ち直しのタイミングのずれは、潜在的にあるものと思われます。USBアキュライザーの効果は顕著で、外部クロック(WCK)は要らないくらいです。
iPurifier USBはノイズの多い場合には有効でしたが、LAN iPurifier Proなどの対策が進んできた場合は、配信音源のフォーマットによっては、かえって問題がある場合があることが分かりました。
今回のことから、配信音源のフォーマット、USBラインの介在物、PCのサウンド設定、DACのクロックの打ち直し条件の相互関係に注意すべきことが、教訓として認識しました。以上のように、配信フォーマットのサンプリング周波数やDACのクロック周波数の条件を課題としておきます。

LAN iPurifier Pro-Spotifyのロスレス化 - 酒仙坊

2025/09/16 (Tue) 04:49:14

長らく待たされたSpotifyのロスレス化が実現しましたので、手順に従い対応しました。音質はロスレスを指定します。
  https://www.phileweb.com/news/audio/202509/10/26848.html
Spotifyの配信音源の再生経路は下記のとおりです。
ルーター→(OPT ISO BOX・LANアキュライザー)→スイッチングハブ→(LAN iPurifier Pro・LANアキュライザー)→PC→(USBアキュライザー)→Brooklyn DAC+(GPS-777外部クロック)→TruPhase
また、下記のSpotify Connectでも試聴しました。
  HFAS1-S10→Sonica DAC→DA-3000→TruPhase
  Sonica DAC→DA-3000→TruPhase
再生音源は、バッハのリュート組曲、チェンバロのGoldberg変奏曲、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲などの古楽とイザイの無伴奏ヴァイオリンゾナタで、いずれも古典調律やヴァイオリン曲など、微妙な倍音の表現を要するものです。
結果は様変わりしており、確かにロスレス化の効果はあるものと言えます。
LAN iPurifier Pro、USBアキュライザー、外部クロック入力も有効に働いています。
また、2系統のSpotify Connectでは、HFAS1-S10 とSonica DAC(S-DAC)の設定は、ロスレス指定ができず、最高品質までですが、問題なく再生でき、音質の傾向はPC受信に似ています。
HFAS1-S10やSonica DACは発売後時間がたっていますので、対応しない恐れがあります。その点PCはW10からW11にupdateしたものですが、ロスレス設定の手順はかなり手間取りましたが、問題なく設定できました。
ロスレス設定の手順やネット上ではロスレス設定ができる機器の情報が不足きみのようでしたので、下記のような質問をChatGPTに投げかけてみたところ有益な情報が得られました。
Q1:
Spotifyがロスレス対応になりました。PCでSpotifyの受信をしています。Spotifyのロスレス設定の手順を教えてください。
Q2:
Spotifyがロスレス対応になりました。iPhoneでSpotifyの受信をしています。iPhone のSpotifyのロスレス設定の手順を教えてください。
Q3:
Spotifyがロスレス対応になりました。iPhoneとストリーマーでSpotify Connectによる受信をしています。Spotify Connectのロスレス設定の手順を教えてください。
Q4:
Spotifyがロスレス対応になりました。現時点でSpotifyのロスレス対応ストリーマーを調べてください。
その後、ネット上でも情報が増えてきました。

電源の試行錯誤は続くよ、どこまでも?? - Aquirax

2025/09/14 (Sun) 20:51:17

「BRZHiFi」というロゴがついた同系列の中華リニア電源で5Vものが3種類あるので、久しぶりにとっかえひっかえしてみました。
箇所はメインシステム側のSFPスロット付きスイッチングハブです。
大きさが大中小ある5Vリニア電源の内、「中」2Aを常用していましたが、結論としては「中」のままが正解でした。
小では1Aで非力すぎたので「大」との比較でしたが、容量2Aでスペック的にはどちらも同じところ、「大」にすると音がつまらなくなったのに対して、「中」に戻すと音が生き生きします。

そんなこんなで中華リニア電源の音が今一つ信頼しきれないのが判ったので、ネットで評価が高かったAdapter Technology STD-12090というDC12V9AのACアダプターを購入してみました。
主に産業用医療用の電源アダプタを開発・製造している台湾メーカーのものです。
汎用スイッチング電源でも音の良いものがあり、特にこれはiFi(現Silent Power)のiPower Eliteより高音質だった、というblog記事を読んで飛びついてみました。

検索してみるとオリオスペックが積極的にこのメーカー製電源を扱っており、12Vものの在庫は窒化ガリウムを使ったタイプに移行中のようで、処分価格なのか、送料込みでも一個4000円程度で販売中でした。
まず2個注文し、音質を確認してから2個を追加発注、都合4個を購入しました。

当初の音の確認は、ZEN Streamに使っているiPower Elite 12V4Aとの交換で行いました。
iPower EliteもAC側DC側両方向へのノイズ対策でかなり良くなっていたので、同条件下だとそこまで差を感じませんが、つないだばかりと考えれば立派な音です。
これなら10倍の価格になるiPower Eliteを敢えて選ぶ理由はありません。

12Vリニア電源(前述の5V「大」と同じタイプ)と比べると明らかに音が良く、Soundgenicのリニア電源との入れ替えではダイナミクスが上がって大幅な改善がありました。
音の滑らかさも遜色なくスイッチング電源のノイズっぽさも感じません。
となると、安くても2倍、良いものなら10倍以上の価格になるリニア電源を選ぶ理由もなくなります。

結局、メインシステムの12V機器2台とホームゲートウェイ、Wi-FiルーターがSTD-12090になってしまいました。
今後は5V電源についても要検討です。

何故か同型ルーターに替えました?? - Aquirax

2025/09/14 (Sun) 19:31:01

直にオーディオに絡まない話題ですが、NTTのホームゲートウェイを交換しました。
我が家の光回線、インターネットのダウンロード速度は800Mbpsが出る時もあるくらい速いですが、アップロード速度に100Mbpsの限界値があります。
これはどう考えたものか?と回線業者のサポート窓口に相談したら、NTTからホームゲートウェイの同機種代替機を送るので設定を一からやり直してみて、ということでした。
対応は親切でスピーディでしたが、結果は何も変わらず、回線の仕様からくる限界と納得することにしました。
そこまでのアップロード速度が要るというわけでもありませんし。

NTTのホームゲートウェイやONUはレンタル機器で、こうした交換対応ではリサイクル品が回ってくる場合が多いようです。
うちに届いたのも2012年製の2025年整備品だったので、2014製新品を10年以上使い続けてきたところからの同機種整備品への交換は微妙な気持ちでした。
使ってみて違和感はなく、音質も大きくは変わらずホッとしていますが、全く同じでもなく、心もち低音楽器の音程感が明快になった気がしましたが、気のせいかも?という程度です。
どうせ交換なら新型機種にして欲しかったとも思いますが、中身がメンテされたのと一緒なのと、トラブルがないだけでも良しとしましょう。

LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proの不具合情報 - 酒仙坊

2025/09/09 (Tue) 05:22:05

最近ネット上のLAN iPurifier Proの不具合情報がみられるようになりました。当方の場合、ヒートシンクの設置など放熱対策を施して持ちこたえてきましたが、ついにネット上の症状と同じ症状が出始め、交換手続きを行いました。
ネット上の通常の検索エンジンに加えて、こういったネガティブ情報にもChatGPTを使ってみました。
「Q:エミライ取り扱いのLAN iPpurififer Proは故障が多いと聞きます。どのような症状でしょうか?これに対するエミライの対応はどのようなことでしょうか?無償交換ということも聞いていますが、交換品は問題ないのでしょうか?」
ChatGPTの回答は長いので省略しますが、通常の検索エンジンより詳細で、よく整理されています。ChatGPTは、積極的にポジティブ情報を得ることに加えて、こういったネガティブ情報の整理にも有効であることがわかりました。
今後は新製品発売後の評価についてもChatGPTを利用してみます。
なお、その後販売店の迅速なご対応により、無償交換が完了しました。

オーディオの基本情報―ChatGPTによるオーディオ情報取集 - 酒仙坊

2025/09/08 (Mon) 04:34:27

オーディオの情報誌や試聴会の解説でも、オーディオ製品やメデイアの特性に関する詳細な情報が少ないことが気になっていました。
そこでChatGPTによる情報検索を実施してみました。
課題とChatGPTへの質問事項の事例は、次のようなものです。
課題1:CDとCDRの記録方式と音質の違い
質問事例A:CDとCDRは記録方式が違いますが、音質の違いはあるでしょうか?
課題2:各種フォーマットの高域周波数特性
質問事例A:33.回転LPの高域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
質問事例B:MQA-CDの高域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
課題3:各種フォーマットの低域周波数特性
質問事例A:5.6MHzDSDの低域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
質問事例B:SACDの低域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
課題4:フォーマットの実測周波数特性
質問事例A:CD、LP(アナログ盤)、SACDおよび5.6MHzDSDなどの高域から低域までの実測周波数特性比較についても整理していただけませんか?
課題5:周波数特性の科学的な音質要素と心理的・主観的要素
質問事例A:CDとLPの周波数帯域は実測ではあまり変わらないのですが、音質はかなり違います。その理由を教えてください。
質問事例B:CDとLPの「科学的な音質要素(歪み・S/N・位相特性)」と「心理的・主観的要素(温かみ・広がり感)」を対比した表に整理してみてください。
課題6:配信音源のファーマット、ビットレートおよび周波数特性情報
質問事例A:配信サイトのベルリンフィルディジタルコンサートホールのファーマット、ビットレート、周波数特性について教えてください。
質問事例B:配信サイトのQobuzのファーマット、ビットレート、周波数特性について教えてください。ハイレゾについてもお願いします。
以上のような質問へのChatGPTの回答はかなり詳細なもので、オーディオ誌などでは得られない回答もありました。なお、和文の質問に関しては、ChatGPTが検索する情報数が少ないためか、十分な回答が得られない場合に、英文での質問もより詳細な回答が得られる場合もありました。

オーディオの限界(3)―ヴァイオリンの機種と音色(2) - 酒仙坊

2025/09/07 (Sun) 04:51:20

STAGE+のイツァーク・パールマンのComplete Recordings on Deutsche Grammophon & Deccaのアルバムの中からヴィヴァルディの四季の演奏を試聴しました。
演奏:
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
このようにイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、「偉大なヴァイオリニストの集い」での4人の奏者がライブ収録でソロを務めています。
スターンは「春」、ズーカーマンは「夏」、ミンツは「秋」、パールマンは「冬」を担当しており、それぞれ4人の特色ある演奏が聴けました。
そこで、4人の奏者の使用楽器を調べたところ、下記の情報が得られました。
アイザック・スターン(春の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1737 Panette
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1740 Ysaye
ピンカス・ズーカーマン(夏の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1742 Dushkin
ショロニモ・ミンツ(秋の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス『イル・カンノーネ(Il Cannone)』(1743)
楽器:ミケランジェロ・ベルゴンツィ"ex-Shlomo Mintz"(1764)
イツァーク・パールマン(冬の奏者)
楽器:A.ストラディヴァリ 1714 Soil
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1743 Sauret
楽器:カルロ・ベルゴンツィ 1740 ex-Kreisler
4人のヴァイオリンの音色と使用楽器の関連性に興味があったのですが、ベルゴンツィは聴いたことがなく、スターンはストラディヴァリウスではないかと思いましたが予想はずれで、それぞれの機種を特定することは困難でした。

オーディオの限界(2)―ヴァイオリンの機種と音色(1) - 酒仙坊

2025/09/06 (Sat) 04:21:50

よく話題に上るヴァイオリンの機種と音色の関係ですが、生で聴くと同じストラディヴァリウスやガルネリでも音が違います。その要因は、ガット弦と金属弦の違い、ボウの形状の違い、ヴィブラートの効かせ方などがあります。
ヴァイオリンくらい個性の豊かな楽器は他に例がなく、ヴァイオリン奏者の楽器、弓、弦の紹介は、下記に詳しく述べられています。
著名ヴァイオリニストの使用楽器・弓・弦
実際に演奏会で聴いたヴァイオリンをプログラムの記述やネット検索で調べた結果を下記に記載します。
五嶋みどり 
グァルネリ
前橋汀子 
グァルネリ
堀米ゆず子 
グァルネリ
渡辺沙蘭 
グァダニーニ
千住真理子 
ストラディヴァリウス「デュランティ」(ガット弦)
ヒラリー・ハーン 
ヴィヨーム
フォルクハルト・シュトイデ 
1718年製Aストラディヴァリウス
郷古簾 
1682年製Aストラディヴァリウス
有希・マヌエラ・ヤンケ 
1736年製ストラディヴァリウス「ムンツ」
神尾真由子 
1727年製ストラディヴァリウス
1735年製グァルネリ
1731年製ストラディヴァリウス
米元響子 
1723年製Aストラディヴァリウス(ガット弦)
戸田弥生 
グァルネリ
ジュリアーノ・カルミニョーラ 
1733年製ピエートロ・グワルネーリ(ガット弦)
アリーナ・イブラギモヴァ 
ピリオド楽器とモダン楽器(ガット弦)
アンネ・ゾフィー・ムター 
1710年製A.ストラディヴァリウス Lord Dunn-raven
1703年製A.ストラディヴァリウス Emiliani
庄司沙也香 
1715年製ストラディヴァウス「ヨアヒム」
1729年製ストラディヴァウス「レカミエ」
日下紗矢子 
1822年製ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ
諏訪内晶子
1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」
1732年製作のグァルネリ「チャールズ・リード」
樫本大進 
1674年製アンドレア・グァルネリ
アラベラ・美歩・シュタインバッハー 
1716年製 A.ストラディヴァリウス
平崎真弓 
1706年製Joseph Guarnerius
1774年製Leopold Widhalm
1659年製Jacob us Stainer
青木尚佳  
不明
宮本笑里  
1720年代製ドメニコ・モンタニアーナ
柴田由貴  
アマティ
エンリコ・オノフリ
不明(バロック・ヴァイオリン・ガット弦)
当方の貧弱なシステムとメディアの特性からして、演奏会で聴いたイメージをオーディオでそれぞれのメデイアで聴いて判別することは、かなり至難のことです。


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