JimmyJazz BBS

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スピーカーアキュライザーの試聴―新たな配信サイト - 酒仙坊

2023/06/11 (Sun) 05:20:09

ベルリンフィルディジタルコンサートホールやディジタルサントリーホールやSTAGE+については、既に述べてきておりますが、最近アムステルダムコンセルトヘボウの配信を視聴しています。
 https://www.concertgebouworkest.nl/en/video
この配信は、以前に少し経験していますが、スピーカーアキュライザーの導入により、その効果を確かめるべく集中的に視聴してみました。
歴代の指揮者である、ハイティンク、ヤンソンス、ガッティの指揮の下、伝統あるアムステルダムコンセルトヘボウの演奏がコンセルトヘボウの豪華なホールの映像とともに楽しめます。また、小ホールでの室内楽の演奏のプログラムもあります。
音質もベルリンフィルディジタルコンサートホールの音質に劣らず、ホールの音響特性もよく分かります。さらにタブレットや携帯での視聴も可能であることが分りました。
今回、また一つ金脈を掘り当てた感じですが、スピーカーアキュライザーに加えて、LANアキュライザーの効果でさらに磨きがかけられることが期待されます。

アナログコンプレックスから脱却しかかっています?? - Aquirax

2023/06/10 (Sat) 10:04:23

再生におけるアナログ対デジタルは、原理的にアナログの勝ちと決まっている、と言われます。
それにはまったく異論ありません。
そのことが堂々と平和裏に語れる時代になって良かったと思います。
昔は言論封殺?される感がありましたから。

しかし…
Aquiraxのシステムではどうなのか?となると、話が違ってきます。

我が家のメインシステムは、アナログ(レコード再生)ではフォノイコ以降、デジタル(ファイルのネットワーク再生)ではDAC以降を共有しています。
それで聴くと、総合的にデジタル再生の勝ち。
音楽性を含めた音質だけでの比較です。
アナログの利点は瑞々しい中高音域とその音楽性で、デジタルでの利点はリアルで充実した中低音域とその音楽性。
それぞれ捨てがたいので、互角という見方もできるし、楽曲によっては逆転もあり得る、その上でどっちを取るか?というAquiraxの個人的判断です。

「瑞々しい中高音域」についてはデジタルでも今後の改善の余地を感じますが、「リアルで充実した中低音域」についてはレコード再生では限界を感じます。
これはアナログ再生が劣ると言うよりも、レコード盤のカッティングに起因する再生限界かもしれない?と考えています。
もちろんカートリッジの性能で改善はできますが、逆転させるのは難しいと感じる程度に差があります。

ただし、我が家のネットワーク再生で中低音域が改善を見たのは、LAN経路を突き詰め始めた昨年秋以降のことです。
つまり、LAN経路のノイズのフィルタリングの徹底は必須で、一応音は出るという段階での話ではありません。
また、NAS上のファイル再生で言えることで、現状での配信サービス音源では、そこまでの優位性を出せていません。

スピーカーアキュライザーの試聴―音源別の再評価(4) - 酒仙坊

2023/06/09 (Fri) 05:19:39

同じ曲、同じ演奏のフォーマット違い、再生ルート違いの再生を試みてみました。試聴対象は、ヒラリー・ハーンとジェフリー・カーン指揮ロスアンゼルス室内管弦楽団によるバッハのヴァイオリン協奏曲1番と2番で、マスターが同じアナログ盤、CD、SpotifyおよびSTAGE+の配信です。
アナログ盤はLP-12、CDはEMT981、SpotifyはPC、STAGE+はPC経由で再生します。
結果、すべてのフォーマット、再生ルートでこれまでにないレベルに到達していました。また、これらの間の音質の格差が縮まっていることが分りました。
以前の印象では、アナログ盤>>CD>>配信の順でしたが、現在では、アナログ盤とCDの差が縮まり、CDと配信の差が縮まり、配信の中でもSTAGE+はCDとあまり差がなく、CDやアナログにない特徴もあります。
このことは、スピーカーアキュライザー、ヴォリュームアキュライザー、バランスアナログアキュライザーが、均等に各フォーマットの底上げに効果を発揮しており、CD再生や配信では、仮想アースとLAN iSilencerやUSBアキュライザーが個別に効果を発揮していることの結果ということです。

当世オーディオ事情―CD/SACD/DVD/BD編 - 酒仙坊

2023/06/07 (Wed) 04:31:13

現在、CDの再生ルートは次のとおりです。
 EMT981(*)
 EMT981(*)→CRV-555(*)→DAC-1
 4716→CCV-5(*)→DAC-1
 CDドライブ→fidata HFAS1-S10→Brooklyn DAC+(**)
 DMR-UBZ1(CD/BD/DVDプレイヤー)→Sonica DAC
Maranz SA11-S2(*)(SACD/CDプレイヤー)
PC→Sonica DAC
 *:GPS-777よりクロック入力
 **:ABS-7777よりクロック入力
この他に別室に下記があります。
 SWD-CT10→SWD-DA20
また、別宅に下記があります。
 Maranz DV-9500(ユニバーサルプレイヤー)
CDは主にEMT981と4716とCDドライブから再生することが多く、DVDとBDはDMR-UBZ1から再生し、SACDはMaranz SA11-S2から再生します。
EMT981 とDMR-UBZ1とBrooklyn DAC+とSonica DACには仮想アースを使用しています。
現在、CDはほとんど買い足すことがなく、もっぱら仮想アースの効果を確認するための確認や他の音源との比較などですが、コンサートに行った際には、プログラムにあった曲のCDないしは演奏家の別のCDを購入し、コンサートの印象の再現ができているかの確認として試聴しています。
SACDはほとんど買い足すことがなく、BDやDVDオーディオはわずかしか所有していませんし、放送録画のBDRへのダビングもほとんど実施していません。
そういうわけで、CDなどのパッケージメデイアとファイル音源のディジタル音源は、次第に配信音源に取って代わられつつあります。

ノイズを取るほど「普通の音」が現れてきます?? - Aquirax

2023/06/06 (Tue) 20:29:18

Wi-FiルーターからSFP付スイッチへの接続の入力側に追加したLAN iSilencerが、PCシステムの音質にとってもかなりの改善になったことは、前にも書いたとおりです。
このスイッチからは、PCとメインシステムのスイッチに、それぞれ光ファイバーケーブルでつないでいました。
つまり、どちらのシステムから見ても、光アイソレートされている箇所に置かれたLAN iSilencerでしたが、双方に対して効果的でした。
Wi-Fiルーターからスイッチに入っていたノイズが強力で、後の経路で光アイソレートしても取り切れていなかったということでしょうか?

ご存じのように、Aquiraxの使用機材は、汎用品に毛が生えた程度のものです。
特に光アイソレーション用のスイッチ類は、クロックを変更してはいますが、安価な物で済ませています。
この辺にLAN iSilencerが効く余地が残っていたのかも?と考えたのですが…
LAN iSilencerのネット情報を漁ってみると、20万円越え機材で光アイソレートしていても極めて効果的だった、というハイエンドマニアの報告が出てきました。
その効果って一種の色付けじゃないの?と思う人もいて当然ですが、実際に使用した者としては、クセっぽい変化ではないとまでは言い切れます。

Spotifyをファイル音源と聴き比べてしまうと、配信音源のクオリティが低い分、容赦なく音が鈍って聴こえます。
反面、分解能は高く、音楽の内容はかなり充実していますので、改善方向はファイル音源で聴ける方向性と一致しています。
音源の欠点を含めた特徴を出しつつ、変に輪郭を強調することもなく、真っ当な再生音であると判ります。
比べなければですが、Spotifyでも音楽を楽しむ分には不足はありません。
無料プランを広告入りで聴くにはこのくらいがちょうどいいとも言えますし。

ノイズに話を戻しますと…
LAN経路に乗るノイズは、取っても取っても取り切れないのではと思うほどですが、取れば後戻りができないと感じるほど良くなるのも事実です。
単にクリアな音質というだけでなく、楽器のリアルな音色がこれでもかと現れてくるのには驚かされます。
特にベースやドラムス等、中低域が中心となる楽器の音は、レコード再生では出て来なかったリアリティがあります。
ノイズ対策で一番難しいのは、どうやって気持ちの区切りをつけるか?という所なのかもしれません。

LANアキュライザーが発表されることで、それが落とし所となるのか?
使用するとなると(おそらく複数使用)、どの箇所になるのか?
妄想のように疑問が湧いてきます。
今のところは、ルーターの出力とサーバーの出力の2箇所が最有力かな?と予想しています。

そう来なくっちゃぁいけません?? - Aquirax

2023/06/05 (Mon) 14:30:37

LAN接続環境がデジタル再生の入口となってきている現在のオーディオ状況ですと、入口がCDプレーヤーだけだった頃と比べ、行える対策の内容や量がまるで変わりました。

以前のCD再生では、プレーヤーの電源の取り方やアンプへのデジタルケーブルで調整していました。
それが、外部DACを介するようになり、デジタルアキュライザーやUSBアキュライザーが入った辺りで、入口対策の限界が来ていたように思います。

しかし、ネットワーク再生に切り替わってからは、まず、入口関連の機器の種類や台数が増えました。

ファイル再生に特化したAquiraxのメインシステムにしても、ONU、Wi-Fiルーター、SFPスロット付スイッチングハブ3台、NAS(Soundgenic)、ストリーマー(ZEN Stream)と、PCやiPad等を除いても計7台の機器があり、それぞれにノイズ対策となる電源があてがわれています。
LANケーブルは、メタルケーブル4本、光ファイバーケーブル2本が使われています。
アクセサリーは、LAN iSilencer2個で、それ以外にも、効果はわずかですが、空き端子の内の5箇所にLANターミネーターを挿しています。

ネットワーク再生の実際の経験が無いと、これだけの数の機器があるだけでも音が悪そうに感じるのではないでしょうか?
しかも、ノイズを撒き散らしそうなPC関連機材ばかりとなれば、なおさらです。

しかし、実際に聴いてみると、特別に対策を講じていない段階でも、CD再生より可能性を感じる音質が得られました。
以後、何か対策を講じるたびに、聴けばわかるレベルで音質向上が得られています。
ノイズの悪影響が多いからこそ対策の効果が出るわけですが、元々、多大なノイズの悪影響を超える音質的メリットがある再生方式だとも言えるでしょう。

今回、遂に、インフラノイズ社がデジタル再生の入り口としてLAN環境に注目。
Aquiraxとしては「ウェルテンパード化計画も、いよいよ本丸を攻めることになったな」と勝手に解釈しています。

もちろんアナログ経路は仕上げとして重要なのは言うまでもありませんが…
デジタル再生のデメリットを覆してこそのインフラノイズ社。
ここからが真価の見せ所で、必ずや、デジタル再生の限界突破となるはず、と期待しています。

当世オーディオ事情―ファイル音源編 - 酒仙坊

2023/06/05 (Mon) 05:15:06

ファイル音源の入手方法は下記のとおりです。
 e-onkyoや2Lその他からダウンロード
 メディアでの入手
 CDのリッピング
 アナログ、配信、放送などからTASCAM DA-3000でのDSD録音
ファイル音源フォーマットの上限としては、DSDは11.2MHzまで、PCMは768KHzまでとMQA-CDです。
収納場所はfidata HFAS1-S10、PCのSSD、外付けHDD、外付けSSD、USBメモリーなどです。
再生ルートはPCのHiRes Editorによる再生でSonica DACやiFi micro iDSDなどへの送り出しとfidata HFAS1-S10による再生でBrooklyn DAC+への送り出しなどです。
ハイレゾファイル音源として期待したのは、ステレオサウンド社のディスクでの11.2MHzDSD音源とUniversal MusicやWarner MusicのMQA-CDですが、すべて既存の元音源からのリマスターもので、残念なことに供給も途絶えがちです。
e-onkyoなどからダウンロードは、当初は集中的に実施していましたが、最近は特別の興味を引いたものに限定しています。
DA-3000でのDSD録音は、オーディオ的に手を加えたとき、その前後の音の比較のために録音したり、アーカイブの配信がない場合のライブ配信を録音して残すことにしています。例えば、元旦のウイーンフィルのNYコンサートは1年間の成果を確認するための定点観測のようなかたちで5.6MHzDSDで録音しています。また、LiveEctremeによる配信はアーカイブが提供されないことが多いので5.6MHzDSDで録音して残しています。
CDからのリッピングは、当初盛んに実施してUSBメモリーから再生して音の変化を確認したりしていましたが、最近はCDから直接再生することのグレードが上がってきましたので実施していません。
以上、ファイル音源については、期待したハイレゾ音源の供給の問題で、進展はなく、特別の興味のある対象について自前のアーカイブとして5.6MHzDSDの録音を実施する程度になっています。

スピーカーアキュライザーの試聴―音源別の再評価(3) - 酒仙坊

2023/06/03 (Sat) 04:55:59

その後も次のような音源と再生ルートを変えた試聴を行い、スピーカーアキュライザーの効果を確認しています。(数字は試聴音源数)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
アナログ盤 3 CD 2 STAGE+ 3
バッハ:カンタータ140番「目覚めよと我に呼ばわる物見らの声」
アナログ盤 2 CD 1 STAGE+ 1
バッハ:無伴奏チェロ組曲
アナログ盤 4 CD 4 11.2MHzDSD 1 STAGE+ 2
シューベルト:ピアノ5重奏曲イ長調「鱒」
アナログ盤 3 CD 3 STAGE+ 3
バッハ:Goldberg変奏曲
アナログ盤 1 CD 4 Spotify 1 放送録画 1 LiveExtreme配信 1
STAGE+ 3
それぞれの再生ルートには、仮想アースやLAN iSilencerが効果を発揮していますが、スピーカーアキュライザーが共通に寄与しています。
結果として、音源の種類や再生ルートや収録年代などに関係なく、全体に底上げされており、音源の種類による音質の差も縮まってきていることが分ってきました。

「ウェルテンパードDL-103」とかがあったら素晴らしいなと思います?? - Aquirax

2023/06/02 (Fri) 12:09:58

Aquiraxが10代後半~20代の頃、一般的なオーディオ再生方式は、レコードとカセットテープ。
アナログ再生オンリーでオーディオを始めて、30代になったあたりでCDによるデジタル再生メインに移りました。
かなりの年月が経ってしまいましたが、20代までのアナログ体験が下地になっているのを、未だに感じることがあります。

前回はLAN iSilencerでヒヤッとした体験を書きましたが…
オーディオ的音質の向上と音楽性がトレードオフになる感じ、かつて似た体験をした覚えがあるのに、それが何だったのか?思い出せずにいました。
それが、大昔にカートリッジを替えた時だった、と、気づきました。

Aquiraxがまともなオーディオ用として最初に使ったカートリッジは、テクニクスのベルトドライブターンテーブル付属のMM型でした。
それを数年使ってから初めて交換したのが、Stanton 680EというMI型の米国製業務用カートリッジで、それをメインにしばらく使っていました。
その後、やはりMC型も聴いてみたくなり、昇圧せずに使えたデンオンDL-103を購入。
思い当たったのは、この時の聴き比べの感覚でした。

Denon DL-103が細かい音も含めて明瞭に聴かせるのに対して、Stanton 680Eは、表現はやや大雑把でナローレンジながら、音楽の躍動感や軽やかさがありました。
DL-103で聴く音楽は、響きに若干の重みが加わり、音楽に腰の据わった落ち着きが出る反面、堅苦しさもありました。
オーディオ的に良い音なのはDL-103でしたが、680Eで聴ける音楽の楽しさも捨てがたい、という比較結果となりました。

DL-103は、NHK御用達ということもあって、当時の日本の標準的な音を奏でるカートリッジとされていました。
それを「蒸留水の味」に例える人もいましたが、Aquiraxとしては、これはこれでクセのある音に聴こえ、生真面目に音が鳴るものの、均一な音の出方がちょっと物足りません。
これに類する感覚は、店頭で聴いたヤマハのモニタースピーカーNS-1000Mの音にも感じたことがあります(1000Mを極めてこなれた音で聴いた体験もありますが)。
DL-103は、嫌いな音ではありませんが、Aquiraxにとっては煮え切らない音だったので、常用するにはいたらず、メインカートリッジの座は680Eのまま。

結局、それら2機種を両立させて余りある高音質カートリッジを手に入れることなく、Aquiraxのレコード再生時代は過ぎ去っていったのでした(^^;;

時には血の気が引く思いをする必要もあります?? - Aquirax

2023/06/01 (Thu) 18:25:32

オーディオ的音質改善策は数あれど、それらが必ずしも音楽性を豊かにするとも限りません。
場合によっては、音質改善策が功を奏していても、音楽性が損なわれることがあります。

しかし、オーディオマニアで、その手の話をする人はあまり見ません。
たぶん、何が何でも”音質”を最優先させるのがオーディオマニアの性(さが)だからでしょう。

音質も音楽性の内と考える人も多いはずで、そこは否定しませんが、「オーディオ的」音質となると、また別の話。
音楽的な音質以上に「オーディオ的快楽に通じる音質」というものがあるようです。
そして、巷のオーディオアクセサリーは、多くが後者を強調する効果に注力しているのだろうと感じます。

そう言っているAquiraxにしても、自力でやる改善策はオーディオ的な音質に関するものが主です。
音楽性に関わる判断は、「悪くならないか?」「あわよくば良くなって欲しい」というぐらいの気持ちで取り組んでいます。
ただ、この「悪くならない」という判断基準が重要で、LAN iSilencerの個所決めでは、それが役に立ちました。

LAN iSilencerは、使って悪く言う人がいないほど音質改善効果が高いアクセサリーで、その効果の程はAquiraxでも1個目で判りました。
最初につけたZEN Streamの入力では、オーディオ的音質については1個で充分なほどの改善を感じました。

着けた当座は大成功と思いましたが、聴き進むとSPA-7効果を打ち消すほどの違和感が出てきました。
音質向上が明らかなのに、音楽性が後退して聴こえる…
血の気が引くような思いをしたものの、気を取り直してLAN iSilencerの箇所を変更。
結局、それまでの音楽性を取り戻すことができ、2個目の購入につなげることができました。
現時点ではオーディオ的快感、音楽性、共に不満のない状態ですが、危ない所だったのは間違いありません。

スピーカーアキュライザーの試聴―ライブ収録配信の楽しみ - 酒仙坊

2023/06/01 (Thu) 04:46:46

先にベルリンフィルディジタルコンサートホールのバルセロナのサグラダファミリア(聖家族教会)におけるヨーロッパコンサートのライブ配信のことを報告しました。
その後、ウィーン楽友会館からのライブ収録の再配信を二つほど試聴しました。
その一つは、新進の女性ヴァイオリン奏者マリア・ドゥエニャスとマンフレッド・ホーネック指揮ウィーン交響楽団(ウィーンフィルではない)によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。若手奏者ということで、あまり期待はしていなかったのですが、自身が作曲したカデンツアも堂々と弾き切り、聴衆の盛んな喝采を受け、アンコール曲も2曲のサービスでした。
もう一つは、ウィーン少年合唱団は2023年創立525周年コンサートで、コルス・ヴィエネンシス、ウィーン少女合唱団、コルス・ユヴェントス、 プリムス合唱団の応援も受けてウィーン少年合唱団らしい美しいハーモニーの小曲から、モンテヴェルディやモーツアルトやハイドンの宗教曲、ブルックナーの大曲、ウィンナワルツやポルカ、さらにはベートーヴェンの歓喜の歌のジャズ風のアレンジなど、聴衆を飽きさせない趣向で、よく統率された演奏でした。
ともにウイーン楽友会館の優れた環境の中、伝統に支えら、若い才能が力を発揮する様子が映像付きで確認できました。
スピーカーアキュライザーによって底上げされ、仮想アースやLAN iSilencerによって配信の受信機能が改善されていますが、さらにLANアキュライザーが加わることによって、このようなライブ収録の配信音源の一層のレベル向上が期待されます。よってLAN iSilencerの追加も考えないこともないのですが、LANアキュライザーの発売を気長に待つこととします。

デジタル再生環境の深淵?? - Aquirax

2023/05/30 (Tue) 18:22:25

AquiraxがLAN接続環境の改善に動きだしたのは、昨年の10月頃からでした。
まず、スイッチングハブを導入。
それまでNTTのONUに接続したWi-Fiルーターにすべてを直結していました。
それを、PC以外のネットワークオーディオ機器を専用ハブを介してつないだのが第一歩でした。
その一歩が大きな改善となり、矢継ぎ早に対策を繰り出して、今に至ります。

ファイル音源のネットワーク再生はCD再生とは別次元のデジタル再生が可能だと気づいたのは、1年前です。
今は、当時に感じた可能性をはるかに超える再生が実現しています。
それまでのCD再生のクオリティが低かったとしても、ここまで改善できるとは思ってもいませんでした。

ネットワーク再生を始めたきっかけは、ターンテーブルアキュライザーによるレコード再生を体験したことでした。
そのことでデジタル再生に絶望して、あきらめの境地?をその圧倒的利便性に求めて、配信サービス・Spotifyに逃げようとしたのです。
そのためのツールとしてZEN Streamを導入したことが、デジタル再生の可能性の再発見につながり、音楽用NAS・Soundgenicの導入となり、ファイル音源のネットワーク再生環境の構築に至りました。

LAN環境をいじってみて感じたのは、改善しようと思えばキリがない、ということでした。
電源対策でのノイズ対策しかり、光ファイバーケーブルによるアイソレーションしかり、最近導入したLAN iSilencerしかり。
何をやっても良い方向に持っていくことができます。

ただ一つ問題になったのは、SPA-7でウェルテンパード化されている音とのマッチングでした。
気づいたのはLAN iSilencerの箇所決めの時でしたが、おそらく、あらゆる対策箇所にその類の問題があったし、今もあるのだろうと思います。
その一つ一つに検討を加えるほど、自らの判断力を信じられませんが、現状で得られている音楽性からは一歩なりとも後退はできません。
そこは何とかキープして、今の音があります。
ということは…
良くも悪くも変わる要素がLAN環境にはまだまだ残っているということでしょう。

オーディオ沼から足を洗うには、LANアキュライザーの製品化を待たなくてはならないようです。

当世オーディオ事情―配信音源編 - 酒仙坊

2023/05/30 (Tue) 05:00:38

現在これまでのパッケージメデイアに加え、配信音源が重要な位置を占めるようになってきました。
音源別の再生ルートは次のとおりです。
ベルリンフィルディジタルコンサートホール
 PC DMR-UBZ1 iPad iPhone
Spotify/ Spotify Connect
 PC Sonica DAC fidata HFAS1-S10 iPad iPhone
STAGE+
 PC DMR-UBZ1 iPad iPhone
ディジタルサントリーホール、東京春の音楽祭、大阪クラシック
 PC
YouTube
 PC DMR-UBZ1
NHK plus
 PC
LiveExtremeによる個別プログラム配信
 PC
上記のように音源毎に多様な再生ルートが選択できています。
配信音源の高音質化には、USBアキュライザー、ディジタルアキュライザー、市販製品と自作の仮想アース、LAN iSilencerなどの他、USBダンパー、ダンパーフレーク、電磁波吸収テープNRF-005Tなどを適宜選択しています。また、上記すべてにヴォリュームアキュライザー、バランスアナログアキュライザー、スピーカーアキュライザーが有効に働いています。
ドイツグラモフォンの配信サイトSTAGE+は、昨年秋からの新顔ですが、アナログマスター時代からの収録作品や最近の映像付きの収録作品まで、コンテンツの充実度で主要な位置を占めるようになってきました。利便性やコストやコンテンツの充実に加え、課題であった音質の方も上記の対策でパッケージメデイアに遜色しないところまで近づいています。
これらの配信音源の再生ルートに開発中のLANアキュライザーが加わることで一段と音質向上が期待されます。

当世オーディオ事情―アナログ編 - 酒仙坊

2023/05/28 (Sun) 04:59:43

現在のアナログ事情としては、まず故人から譲り受けた盤を集中的に聴いていることから紹介します。ベートーヴェンフアンの方からはオーディオ仲間を介してベートーヴェン全集を頂戴しました。また、モーツアルトフアンの方からは別のオーディオ仲間を介して100枚を超える盤を頂戴しました。
フォノイコライザーは2020年に頑張ってZANDEN Model 120を導入し、5種類のイコライザーカーブと位相反転と3種類の第4時定数を盤毎に最適化して聴けるようになりました。また、フォノイコライザーには、光城精工の仮想アースを接続して効果を認めています。
オーディオ仲間からは、使用していない名機のTohrensTD124を譲り受け、手を加えて、オルトフォンのアームにオルトフォンのSPUカートリッジをセットしたて、独特のパーフォーマンスを楽しんでいます。
なお、これらには、再生時にターンテーブルアキュライザーを使用しています。
これらすべてに、ヴォリュームアキュライザー、バランスアナログアキュライザー、スピーカーアキュライザーが有効に働いています。
新しいアナログ盤では、ベルリンフィルのブルックナー7番やバンベルク響の我が祖国、ミスティや井筒香奈江のダイレクトカッティングの最新録音の鮮度感を楽しんでいます。また、小川理子トリオの78回転盤はTohrensTD124で再生し、その迫力に驚いています。現在ヒラリー・ハーンによるイザイのヴァイオリンソナタのアナログ盤を予約し、発売を待っているところです。
以上のように、人様のおかげでソース面が充実できたことと、アキュライザーファミリーや仮想アースなどのアクセサリーの効果を得て、新しい録音へのチャレンジやかつての名機のリバイバルなど多様な展開を見せています。

スピーカーアキュライザーの試聴―音源別の再評価(2) - 酒仙坊

2023/05/23 (Tue) 04:53:00

前回に引き続き、スピーカーアキュライザーの音源別の試聴結果です。試聴対象はディジタル音源のみとし、バッハのミサ曲ロ短調のCD、DVD、放送録画とSTAGE+の配信です。
CDは1961年録音カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、DVDは2000年収録ゲオルグ・クリストフ・ピラー指揮ゲヴァントハウス、放送録画は2017年収録ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス、STAGE+は2023年収録ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュバロックソロイスツおよび同じ演奏の以前のアルバムとカール・リヒター指揮ミュンヘンバッハ管弦楽団のアルバムの演奏で、それぞれ年代と音源の種類と再生ルートが異なります。
CDは47研4716→インフラノイズCCV-5→インフラノイズDAC-1、DVDと放送録画はDMR UBZ1→SONICA DAC、STAGE+はPC→SONICA DAC経由で再生します。スピーカーアキュライザーとヴォリュームアキュライザーはすべての音源再生ルートに共通ですが、CDとDVDと放送録画はディジタルアキュライザーDACU-500を、STAGE+はUSBアキュライザーUACU-700とLAN iSilencerを経由しています。
さらに古いiPhoneを最新機種に買い替え、iOSのVersionが更新できたので、STAGE+のアプリをインストールし、iPhoneでもSTAGE+を聴くことができるようになりました。
上記のような収録年代と音源の種類と再生ルートが異なる音源が、一様にスピーカーアキュライザー導入以降、音質が向上し、古い音源もフレッシュな印象で聴けるようになりました。また、スピーカーアキュライザーに加え、それ以前に導入したディジタルアキュライザーやUSBアキュライザーとがうまくかみ合って音質向上に寄与していることが分りました。
このことは、ディジタル技術の進歩の恩恵が、音源の供給方法でも、受け手のハードの方でも享受できるように対応できるようになったということです。
iPhoneについては、スピーカーアキュライザーとは関係ありませんが、PC経由と同様、STAGE+のように最新の画像付き収録からアナログマスターからディジタル化されたアルバム音源まで配信技術の進歩の恩恵を受けられるということの結果です。


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