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アースアキュライザー-スピーカー端子と仮想アースの接続

1:酒仙坊 :

2024/05/05 (Sun) 05:10:40

スピーカー端子への仮想アースの接続の経過については、光城精工の推奨事項の一つでもあったのでCrystal E導入時にCrystal Eと自作仮想アースについて検討し、その効果を認めました。この時はアンプとFAL C90EXWのスピーカーの間にムジカライザーML-6が介在しており、自作仮想アースをセットして推移してきました。その後、FAL C90EXWへのスピーカーアキュライザー導入時に、その取説においてスピーカーに仮想アースなどを繋ぐことの禁止の記載がありましたので、仮想アースは接続せずにしています。
FAL C90EXWの接続箇所としては、平面ユニットとハイルドライバーにスピーカーアキュライザーからバイワイアリングで接続していますので、それぞれのスピーカー端子のマイナス側に接続することができます。また、スピーカーアキュライザーの出力側の端子のバイワイアリング用スピーカーリベラメンテケーブル2本の2対が出ていますので、そのマイナス側端子にも接続できます。
仮想アースは下記のようなものをテストしました。
10000μFのTKブランドコンデンサー、銅板にPulshutを貼ったもの、ムジカライザーML-6に10000μFのTKブランドコンデンサーを付加したもの、そして銅、真鍮およびステンレスのコイル状と細線の4種の金属タワシを刻んで活性炭やグリーンカーボランダムと混ぜたものを瓶につめ込み、ステンレス板を埋め込んでリード線を引き出した自作仮想アースです。
最初に、接続箇所をFAL C90EXWの平面ユニットのスピーカー端子のマイナス側に接続して上記の仮想アースもどきの候補のスクリーニングを行い、結果が良さそうなものに絞って、接続箇所の比較を行っていきました。
結果の良かった、銅板にPulshutを貼ったものと自作仮想アースの同時接続として、平面ユニットとハイルドライバーのスピーカー端子およびスピーカーアキュライザーの出力側の端子について効果を調べていきました。
結論を言うと、平面ユニットとハイルドライバーのどちらを選択するとすれば、平面ユニットへの接続ということになりますが、スピーカーアキュライザーの出力側のマイナス端子が、もっともそれぞれの曲の味わいを十全に引き出してくれます。
すなわち、効果の大小はあれ、すべてのケースについて効果を認め、アースアキュライザーの潜在能力のあることは分りました。効果のばらつきは、接続するユニットの対象の受け持つ周波数帯域や曲の周波数帯域および仮想アースが効果を現す周波数帯域の組み合わせで、効果の程度が変わってくるものと思われ、全帯域での評価が望ましいことが分りました。
スピーカーアキュライザーSPA-7の取説において仮想アースなどを繋ぐことの禁止の記載がありましたが、恐らくは仮想アースの固有の音が重畳することを嫌ってのことと思われ、アースアキュライザーを使用すれば、そういった仮想アースの固有の音が加わることを防止でき、仮想アースの効果を望ましいかたちで活かせるのではないかと思われます。


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