LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(2) - 酒仙坊
2025/09/25 (Thu) 07:37:23
前回はSTAGE+のアルバムについての検討でしたが、同様のことをベルリンフィルディジタルコンサートでも行いました
音源はヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番で、演奏はHIMARI (ヴァイオリン)/セバスティアン・ヴァイグレ指揮ベルリンフィルです。
再生画面の歯車マークを開きますと、画面の音質設定は、ステレオ(通常モード)です。そこでステレオ(ハイレゾ)に変更しました。
ハイレゾステレオの音声仕様をChatGPTで調べてみますと、ハイレゾステレオ:FLAC(ロスレス)24bit / 48kHzとなっています。
この条件下で、対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などを網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と外部入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzと48KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
なお、音質についてSOUND設定で44.1KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの44.1KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。
STAGE+にしろ、ベルリンフィルディジタルコンサートにしろ、いろいろなフォーマットがあって表面にでていないので、サウンドの設定、クロックの設定など、再生条件の最適化は試行錯誤で手間がかかります。
結論としては、選択したモードの周波数を調べて、サウンドの設定をそれに合わせ、DACは内部クロックにすることも無難な選択と思われます。