
やはりルーターがネットワーク再生の土台でした?? - Aquirax
2025/12/16 (Tue) 21:04:25
TOP WINGのオーディオ用ルーター・DATA ISO BOXを購入しました。
今年5月末の発売以来めっちゃ気になっていた機器で、プアオーディオ的には清水の舞台から飛び降りた気分です。
我が家のルーター機能はNTTのホームゲートウェイが担っており、その下でNECのWi-Fiルーターがブリッジモードで動作しています。
これまでは、このNECルーターの下にすべての機器がつながるようなネットワーク構成で運用していました。
ルーター機能をカットしたWi-Fiのみでの使用、しかも設定で電波種類を限定したり電波強度を弱めたりしていたこともあって、有線LAN接続したPCシステムの音は決して悪くありませんでした。
少なくともホームゲートウェイ直結よりは格段に音が良かったです。
それもあって、我が家ではDATA ISO BOXのありがたみは薄いか?と思われたのですが…
今回は、Wi-Fi接続機器のみNECに受け持たせて、メインPCを含むオーディオ機器はホームゲートウェイの下で二重ルーターとなっているDATA ISO BOXにつながる構成となりました。
タブレット端末についても有線LAN接続としました。
TOP WINGでは専用Wi-Fiアクセスポイント・OPT APをセットで販売していますが、音質的にもプアオーディオ的にもルーター単品で行くことにしました。
まずは休眠中だった12V中華リニア電源で音出しをしましたが、やはり電源の影響は大きく、NECで使用していた台湾製ACアダプタと入れ替えて、さらにNECと同等のノイズ対策を施して、ようやくしっくり来る音になりました。
ブリッジモードNECの時と同じ明瞭度を保ちつつ、さらに微細な響きが加わり最低音域まで音程感を持って再生できます。
音が太く深くより自然になった感じで定位や音場にもスケール感が出ました。
それでいて音の出方が軽やかなのもうれしい変化で、この肌合いの良さはこれまで感じたことが無かったものです。
配信音源で一番恩恵を受けたのはYouTubeです。
同じ音源なら、SpotifyロスレスやAmazon Music Unlimitedといった高音質配信との落差を感じずに音楽を楽しめます。
メインシステムでのファイル再生への影響としては、やはり最低音域の音程感をはじめとしてPCシステムでの配信音源再生に通じる質の向上を感じます。
ブリッジモードNECもなかなか頑張っていたと言えますが、DATA ISO BOXがそれをサラッと超えて来たのは明らかです。
Wi-Fiルーターをルーターモードで使う環境なら劇的向上と感じたであろうことは間違いありません。
ネットワーク再生の土台を成す機器として、このDATA ISO BOX、強くお勧めしたいです。
LAN iPurifier Pro-アナログ対配信 - 酒仙坊
2025/12/16 (Tue) 05:18:48
LAN iPurifier Proその他の対策で配信音源のグレードが上がってきましたので、以前では考えられなかったことですが、以下のようなアナログ対配信の比較を行ってみることにしました。
・LONDONレーベルのカール・ベーム指揮ウィーンフィルとWARNER CLASSICSレーベルのセルジオ・チェリビダッケム指揮ミュンヘンフィルのブルックナーの交響曲第4番《ロマンティック》とヤニック・ネゼ=セガン指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のSTAGE+からの同一の曲の配信
・ドイツグラモフォンレーベルのマウリチオ・ポリーニによるショパンの24の前奏曲とSTAGE+からの同一の演奏の配信
・ドイツグラモフォンレーベルのマウリチオ・ポリーニによるショパンのポロネーズ集とSTAGE+からの同一の演奏の配信
・新発売のECMレーベルのKoln Concert (50th Anniversary Edition)とSTAGE+からの同一の演奏の配信
ブルックナーの4番のベーム指揮ウィーンフィル盤は、ウィーンフィルらしくソフトで優美な演奏であり、チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル盤は、音質は明晰であり、一音一音がくっきりとしています。STAGE+からのネゼ=セガン指とルツェルン祝祭管弦楽団の配信は、2025年11月の最新収録で上記のアナログには、音の滑らかさでは及ばないものの、音像がくっきりと立ち、解像度も十分です。
ショパンの24の前奏曲のドイツグラモフォンレーベルのマウリチオ・ポリーニ盤は、きらきらと輝くようなショパンであり、STAGE+からの同一の演奏の配信は、アナログ盤の印象に近似していますが、若干鮮度感が及ばない程度です。
ショパンのポロネーズ集のドイツグラモフォンレーベルのマウリチオ・ポリーニ盤は、若いポリーニの鋭角的な打鍵と強い響きがあり、STAGE+からの同一の演奏の配信は、上記アナログ盤の印象に近似しており、若干響きの強さが甘めになる程度です。
ECMレーベルのKoln Concert (50th Anniversary Edition)盤は、高音のきらめき、低音の響き、あるいは、打鍵の強弱の加減、有効弦だけでなく共鳴弦の響きまで見えるようなライブ感が再現されています。STAGE+からの同一の演奏の配信は、全体の印象はアナログ盤の印象を受け継いでいますが、若干肌理の細かさが後退し、細かいニュアンスが少し欠落します。
ブルックナーの4番は、演奏も収録年代も異なるもののアナログと配信の比較であり、アナログと配信のそれぞれの特徴が出ており、アナログはアナログの良さがあり、最新の収録の配信はアナログとは違った良さがあります。
一方、ショパンの24の前奏曲、ショパンのポロネーズ集とKoln Concertはマスターが同じもののアナログと配信の比較で、配信も元がアナログマスターのためか、ディジタル臭さが感じられず、それぞれアナログ盤の印象に近似しており、若干響きの強さや鮮度感や肌理の細かさが後退する程度です。
総体にLAN iPurifier Proその他の対策で配信音源のグレードが上がってきて、アナログと聴き比べをしても格段に聴きおとりするようなことはなくなりました。
LAN iPurifier Pro-STAGE+の未公開収録音源 - 酒仙坊
2025/12/07 (Sun) 05:04:38
STAGE+では、未公開収録音源の配信があります。
その一つは、1995年のウェールズのスランゴスレンにおけるテノール歌手ルチアーノ・パヴァロッティの未公開コンサートの収録です。合唱曲や間奏曲を挟みながら、パヴァロッティのアリアが、華やかに繰り広げられます。どの曲も絶頂期のパヴァロッティの艶のあるハイトーンのテノールの圧倒的な歌唱力が聴けます。
もう1件は、ルプーのアナログ盤には慣れ親しんでいましたが、数多くの未発表のデッカのマスターやラヂオ放送のテープを集めて配信用のアルバムとしたものです。
モーツアルトのピアノ5重奏の2曲、シューベルトのピアノソナタの2曲、ハイドンの変奏曲とピアノソナタの3曲、モーツアルトのピアノソナタ、シューマンのSymphonic Etudes, Op. 13から7曲、ショパンのスケルツオとノクターン2曲、バルトークのピアノ曲集、コープランドのピアノソナタ、シューマンのピアノ曲集、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」、モーツァルトのピアノ協奏曲、シューマンのピアノソナタ、ドビッシーのスケッチブックからというピアノ曲など、延べ6時間半の未公開収録音源が収録されていました。ハイドン、モーツアルトの優雅な古典派からバルトーク、コープランドの現代的な曲に至る、幅広いジャンルで、ルプーの多彩なピアノズムを聴くことができました。
このようなSTAGE+の未公開収録音源がLAN iPurifier Proなどの音質対策で聴くことができるのはありがたいことです。
PC再生だけならそろそろアガリが見えています?? - Aquirax
2025/12/06 (Sat) 10:06:57
Amazon Music Unlimitedの無料期間3カ月が過ぎたので、Spotifyのプレミアムプランに乗り換えてロスレス音源を聴いています。
こちらは有料ですが2カ月間割引のキャンペーンに乗っかりました。
ちょっとSpotifyとは思えない音質。
フリーでは角の取れた音でしたが、こちらは流し聴きにはもったいない感じです。
メインシステムでもSpotify Connect接続で聴いてファイル音源と比べてみましたが、CD音質ではほぼ同等、排他モードファイル再生が一番しっくりするのは変わりませんが、実用上Spotifyはありだと感じました。
今のシステム構成で配信サービスを利用するならSpotifyロスレスが現実的で、他のサービスだとPC限定での再生になってしまいます。
PC再生で比べるなら、Qobuzハイレゾ音源とAmazon Music UnlimitedのHD音源の再生がファイルハイレゾ音源再生と同等。
Spotifyロスレス再生も遜色なく聴ける音で、ファイルCD音質音源が相手だと同等か物によって勝る感じもあります。
今後は配信サービスの音質改善に注力(と言ってもプアオーディオ的に)して、ゆくゆくはメインシステムで高音質配信サービスを自由に聴ける環境を構築したいです。
LAN iPurifier Pro-STAGE+のケルンコンサート - 酒仙坊
2025/11/30 (Sun) 04:47:21
STAGE+のアーカイブにキース・ジャレットのケルンコンサートのアルバムがあることが分かりましたので試聴しました。
ジャレットが演奏したのは、ベーゼンドルファーのベビーグランドピアノだそうですが、迫力満点の演奏です。ドイツグラモフォンがECMレーベルのケルンコンサートのアーカイブを保有している経過は分かりませんが、ドイツグラモフォンだけあって一音一音のニュアンスが手に取るようにわかります。
1975年の収録ですが、演奏技量に加えて、評判になった録音の良さが分かります。
試みにiPhoneでもWiFiで受信して同上曲を再生するようにし、iPhone に装着したApple USB 3カメラアダプター経由でPCと同様、Brooklyn DAC+にUSBで送り出してみたところ、ロスレス、高音質、通常音質のいずれの設定でも再生可能でした。音質はロスレス設定でもLAN iPurifier Pro経由のPC再生には及びませんでした。
また、ケルンコンサートはSpotifyからでも試聴できますが、ロスレスで再生するとSTAGE+に近似した音質になっています。
LAN iPurifier Pro-音楽媒体の市場比率 - 酒仙坊
2025/11/28 (Fri) 05:33:16
2025年上半期の米国ではCDの売上はレコードの半分、物理媒体は売上低迷 でストリーミングが市場の84%を占めるというネット情報がありました。
https://amass.jp/184911/
オーディオ仲間ではアナログが依然として主なソースであり、ネットでCDを購入する御仁もおられます。オーディオの試聴会に行くと、アナログとCDに加えて、NASに保存されたファイル音源の再生も健在ですので、ストリーミングが主流であるという上記の情報に驚かされました。
そこでChatGPTなどを使って、日米欧の音楽媒体の市場比率を調べてみました。
日本では次のような比率です。
2023年
CD 41.3% アナログ 1.9% 配信 31.6%
ファイル音源(DL)3.0%
その他(DVD・SACD・カセット等)22.3%
EU圏では次のような比率です。
2023年(確定)
ストリーミング 約64%
物理媒体(CD/SACD +アナログ)20–23%.
ファイル(DL)数% その他(例:演奏権等)約18.8%
2024年(速報)
ストリーミング 65–70%
物理(CD/SACD +アナログ)やや低下、ヴィニール(LP)は堅調
ファイル(DL)更に縮小(数%未満)
その他(例:演奏権等)演奏権等は別枠、国ごとの差大
米国の比率は次のとおりです。
2024年
ストリーミング(サブスク+広告等合計)約84.2%
アナログ盤 約8.2%。
CD(およびSACD等を含む)約 3.1%。
ダウンロード 約2.1%。年々減少
その他(シンクロ権利・音楽ビデオ・その他物理等)
シンクロ(映画・広告等の同期ロイヤリティ):約2.3%
その他物理媒体(CDシングル・カセット等):約0.1%。
ミュージックビデオ等:約0.05%
地域と年度によって分類が違いますが、日本ではCDが主流であり、配信は増加傾向にはあるものの欧米に比べと低い数値です。本格的な音楽配信は全般にハードルが高く、音質確保にはLANその他ネットワーク機器の対応にディジタル知識が必要ということがあるのかもしれません。
欧米では、アナログは堅調のようですが、日本の場合は愛好者が高齢化しており、中古の流通や手持ちの盤に愛着があるのかもしれません。
日本では、CDやその他が多いのは、アイドルのCD販売やアニソンやゲーム音楽の比率も一定程度あるのかもしれません。
欧米で配信の比率が高いこととLAN iPurifier Pro などのようなLAN関連その他のネットワーク機器の新製品開発が活発なこととは連動しているように思われます。
いずれにしても、上記のトレンドの分析や、この先どのように推移するのか興味あるところです。
LAN iPurifier Pro-ネゼ=セガンのブルックナーの交響曲第4番 - 酒仙坊
2025/11/26 (Wed) 04:57:48
STAGE+の配信でネゼ=セガン指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のブルックナーの交響曲第4番《ロマンティック》を試聴しましたが、これが大当たりでした。
《ロマンティック》はベームとチェリビダッケのアナログを持っていますが、LAN iPurifier Proのおかげで現代の演奏もなかなかのものであることが分かりました。
過去のレガシーはアナログで、コンテンポラリーなコンテンツの発掘は配信でという棲み分けになっています。
LAN iPurifier Pro-ショパンコンクール優勝者のアルバムの配信 - 酒仙坊
2025/11/24 (Mon) 04:48:00
ショパンコンクール優勝者エリック・ルーのライブ収録のDGのアルバムが発売されており、STAGE+の配信でも公開されました。
早速LAN iPurifier Pro経由で受けて、ロスレスの設定で試聴しました。
ショパンコンクールの様子は、YouTubeでも聴いていますが、このアルバムのロスレス配信は格別です。
ショパンコンクールのライブ収録のアルバムが発売され、時を同じくして、光アイソレーションの恩恵を受けたSTAGE+の配信で聴けるとはありがたいことです。
気づいたらただの音楽好きになっていました?? - Aquirax
2025/11/19 (Wed) 19:59:40
電源を弄って以来、ずっと「聴き専」になっているAquiraxです。
PCもメインも音に不満はありませんでしたが…
ふとPCスピーカーの左チャンネルのユニットに触れると、ビビリが出る??
調べてみたら、エッジとの接合部にはがれた箇所があるのが見つかりました。
チャチャっと修理したところ、音にコクが出てシッカリした感じになりました。
もっと早く気付くべきでした。
若干エッジに硬化が出ているのも気になりますが、焦って弄るほどではないかな。
あまり弄りたくならないぐらいには演奏そのものに集中して聴けています。
インフラノイズblogで話題になっていたショパンコンクール。
少し聴いてみましたが、他に色々と聴きたいものがあるのと、そもそも演奏がそれぞれ長くて聴き切れるものでもなく、ちょっと耳にした程度です。
これは良いと感じた奏者がファイナリストになったかと思えば、初戦で良いかもと思った奏者がすぐに消えてしまったりと、こちらの耳もそこまで当てになりません。
Aquiraxが普段好んで聴いているショパンは小品が多く、奏者としては特別な存在と感じているリパッティやレパートリーが揃っているので何かと聴くことになるサンソン・フランソワです。
ルビンシュタインも大好きですが、マズルカの音源しか持っていないので聴く機会は多くないです。
ショパンコンクールの演奏はそうした古の奏者たちの演奏とまた違う感じで聴けたのが興味深かったです。
後になるほど曲が大きくなるので、追いかけて聴き続けるにはしんどかったですが。
ピアノの違いについてはあまり気にせずに聴き流していました。
最初に聴いた奏者がベヒシュタインを奏でていて、優しい感じの演奏が印象に残りました。
大会場には向かない表現とも思いましたが、それが初戦敗退した奏者でした。
早くも年末が見えてきました。
今年はこのまま暮れていくのでしょうか?
それとも??
LAN iPurifier Pro-様々なYouTubeサイトの再生 - 酒仙坊
2025/11/15 (Sat) 04:53:02
ショパンコンクールのYouTube再生の結果に意を強くして、様々なYouTubeサイトの再生を行ってみました。
Alice Sara Ott とInsula orchestra
ベートーヴェンの幻想交響曲
名古屋芸術大学フィルハーモニー管弦楽団第11回定期演奏会
ヘンデルのデッティンゲン・テ・デウムと水上の音楽
川口成彦 ショパン全曲演奏会 in 相模湖 vol. 3 ハイライツ
ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア「相模湖交流センター賞」
ベートーヴェンのパガテル変ホ長調と15の変奏曲とフーガ変ホ長調
いずれもYouTubeとは思えないほどのライブ感が出ています。
幻想交響曲はスタンウェイ、ショパンはフォルテピアノ、ベートーヴェン国際ピアノコンクールはベーゼンドルファーですが、それぞれの個性が十分に表現されており、これらのYouTube 再生でもLAN iPurifier Proの効果が確認できました。
LAN iPurifier Pro-ショパンコンクールのYouTube再生 - 酒仙坊
2025/11/06 (Thu) 04:32:52
今回公開されたのは、予選から本選の演奏と2日間のWinners Concertですが、受賞後のWinners Concertを試聴しました。
使用機器は、PCからUSBアキュライザー経由でBrooklyn DAC+に送り出し、Brooklyn DAC+にはCrystal Eを接続し、ABS-7777から48KHzのクロックを入力しています。PCへのYouTube受信は、スイッチングハブからLAN iPurifier Pro経由で受けています。
このような対策で、各受賞者の演奏技量や使用楽器の特徴、そしてワルシャワフィルの分離と協和など、YouTubeでここまで再生できるのかといった印象です。LAN iPurifier ProによりYouTube再生の価値があがったと言えます。
なお、コンクールに先立ち、過去の優勝者4人による競演がSTAGE+で公開されましたが、4人の奏者がそれぞれスタンウェイ、FAZIOLI、ヤマハ、河合を演奏しており、ここでもLAN iPurifier Proの効果が確認できました。
ChatGPTとオーディオ-オーディオにおけるChatGPTの活用 - 酒仙坊
2025/10/01 (Wed) 04:56:48
オーディオにおいては、しばしば1)十分な情報が得られない、2)昔から言われているが根拠がはっきりしない、3)諸説あってどれが本当なのかわからない、4)情報検索や経験をもとに自分なりの考えをまとめてはいるが自信がもてない、5)機器の不具合の調査の必要などに遭遇します。このような場合にChatGPTの活用が有効な手段となりえることがあります。
1)まず十分な情報が得られない場合ですが、配信サイトの音源のフォーマット、ビットレート、サンプリング周波数、ビット深度の問題があります。配信サイトには設定の項目があって一定の情報は得られますが、もう少しつっこんだ情報やフォーマット毎の詳細な比較など、ChatGPTの整理が頼りになる場合がありました。
2)昔から言われているが根拠がはっきりしない場合として、プリアンプとパワーアンプの組み合わせについて「ロー出し、ハイ受けの原則」があります。
昔から言われていることでそのまま信じていましたが、改めてChatGPTで調べてみましたところ、起源は真空管時代の1940年代から1940年代に遡り、無線と実験の解説などで広まったようです。この考えは電圧伝送を前提にしたオーディオ回路設計において出力インピーダンスを低く、入力インピーダンスを高くすれば、信号源にほとんど負担をかけず、波形を保ったまま次段に伝送でき、減衰・ひずみ・周波数特性の劣化を防げるということです。
真空管時代には出力インピーダンスが高いため重要な考えでしたが、現代のトランジスタアンプでは出力インピーダンスが低いため問題になることはないということです。しかしながら真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプが混在する場合では注意すべきことです。また、ケーブルが長い場合やパッシブアッテネーター使用時にも注意するべきことです。
では、真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプの組み合わせではどうなるかというと高域の減衰(出力と入力のインピーダンスが「分圧回路」のように作用し、ハイ落ちが生じる可能性)とケーブルの影響の増大(出力が高インピーダンスなのでケーブル容量で高域がロールオフする可能性)があり、聴感上音の「にじみ」や「ゆるさ」と表現されることもあるそうです。
では、どのくらい高域の減衰があるかどうか、マランツ7の0.5mから2mのケーブル引き出しの場合の高域の減衰度をChatGPTに計算させてみましたが、ほとんど無視できるという数値でした。
いずれにしても注意すべきことは注意し、真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプの組み合わせで問題があれば、バッファーアンプを入れるとか、ライントランスを入れるとかの対策が必要になります。
なお、現在、抵抗切り替え式と巻き線抵抗型のパッシブアッテネーターを使用していますので注意をしていきます。
3)諸説あってどれが本当なのかわからない場合として、アンプのダンピングファクターの問題があります。アキュフェーズなどダンピングファクター重視の設計方針、逆に基盤と出力端子の線を伸ばしたり、抵抗をいれてダンピングファクターを下げるとよい場合があるとの考え、真空管アンプはダンピングファクターの点で不利だという考えなどがあります。
ChatGPTによるとダンピングファクターの本質は、アンプがスピーカーの逆起電力をどれだけ制御できるかを示す指標であり、スピーカーのインピーダンス特性やエンクロージャー構造によって「制動の必要度」は変わるとし、ダンピングファクターが有効に働きやすいケースとダンピングファクターをあまり重視しなくてもよいケースについて整理してくれました。
4)情報検索や経験をもとに自分なりの考えをまとめてはいるが自信がもてない場合として仮想アースのメカニズムの問題があります。
アースラインの「高周波ノイズの導電損失や誘電損失を利用して減衰させる」という当方の考えは本質的に的を射ているというChatGPTからの回答でした。
より具体的には、導電体や半導体粉体の導電損失、異種金属接触による微小な電位差の「接触による誘電損失」、コンデンサ的作用の「高周波を逃がす容量性パス」、セラミックスや鉱石などの誘電体損失などとの説明がありました。
5)機器の不具合に関しては、最近経験したLAN Purifier Proの不具合とディーラーの対応に関する情報収集に役立ちました。
以上のように、単なる音楽好きであってオーディオ技術の専門家ではないので、深く追及するすべがなく、困ったときにはChatGPTによって手っ取り早く情報入手ができることがありました。
なお、期待した回答が得られない場合は、質問の仕方を替えてみるとか、国内の情報が少ない場合は英文での質問をすると良い場合があります。
LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(3) - 酒仙坊
2025/09/26 (Fri) 05:13:41
これまでSTAGE+とベルリンフィルディジタルコンサートの設定条件の最適化を行ってきましたが、今回は、おおまかな最大公約数的な設定条件を決めて固定したいと思います。このため、フォーマットやビットレートの特性を配信サイトの設定の情報やChatGPTの検索で整理しました。
STAGE+
ロスレス FLACの配信
44.1 kHz / 16 bit FLAC(CDクオリティ)、または 48 kHz / 24 bit 以上
高音質=AAC 320kbps の配信
フォーマット:AAC 320kbps
サンプリング周波数:通常は 44.1kHz(一部配信で48kHzの可能性)
通常音質=AAC 256kbpsの配信
フォーマット:AAC256kbps
サンプリング周波数:44.1kHz(CDと同じが基本)
Dolby Atmos
Windows PCは対応していない。
ベルリンフィルディジタルコンサートホール
ステレオ(ハイレゾ)
標準ステレオ:AAC 320kbps / 48kHz
*約 2,304 kbipsという情報もあり
音声フォーマット:FLAC(ロスレス) 24bit / 48kHz
ステレオ(通常モード)
音声フォーマット:AAC(ロッシー圧縮)
ビットレート:320 kbps
サンプリング周波数:44.1 kHz
Spotify
フォーマット:Premium Plan(従来のVery High)
音声フォーマット:AAC
ビットレート:320kbps
サンプリング周波数:44.1 kHz / 16bit
フォーマット:Lossless(新規対応)
音声フォーマット:FLAC
ビットレート:ビットレート指定よりフォーマットと内部データ品質重視
サンプリング周波数:最大44.1 kHz / 24bit
以上のように非常にヴァラエティに富んでおり、一律な設定はむつかしく、周波数は44.1 kHzと48KHzが混在していますが、まずはサウンドの設定は48KHzとし、DACのクロック入力はノイズの出にくかったABS-7777からの48KHz入力を基準とし、問題があればサウンドの設定を変えたり、DACのクロックを内部クロックにします。
なお、配信のフォーマットやモードは、サポートされた中からもっとも高音質のものを選んでみて問題があればグレードを落とします。
現在のところ上記条件で、STAGE+もベルリンフィルディジタルコンサートホールもSpotifyのロスレスも何とか安定して再生できています。
トラブル発生後、配信サイトで複数のフォーマットがあり、曲ごとのフォーマット情報が表に出てこなかったり、設定が可変であったり、DACとクロック機器の相性もあったり、検索で違った情報があったりして、右往左往の醜態をさらしてきましたが、少しは全容が分かってきました。オーディオ情報誌やネット上では機器の情報はありますが、配信サイト自体の情報はほとんどなく、設定条件の問題もみつかりませんので、今後に情報の蓄積を期待しています。
LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(2) - 酒仙坊
2025/09/25 (Thu) 07:37:23
前回はSTAGE+のアルバムについての検討でしたが、同様のことをベルリンフィルディジタルコンサートでも行いました
音源はヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番で、演奏はHIMARI (ヴァイオリン)/セバスティアン・ヴァイグレ指揮ベルリンフィルです。
再生画面の歯車マークを開きますと、画面の音質設定は、ステレオ(通常モード)です。そこでステレオ(ハイレゾ)に変更しました。
ハイレゾステレオの音声仕様をChatGPTで調べてみますと、ハイレゾステレオ:FLAC(ロスレス)24bit / 48kHzとなっています。
この条件下で、対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などを網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と外部入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzと48KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
なお、音質についてSOUND設定で44.1KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの44.1KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。
STAGE+にしろ、ベルリンフィルディジタルコンサートにしろ、いろいろなフォーマットがあって表面にでていないので、サウンドの設定、クロックの設定など、再生条件の最適化は試行錯誤で手間がかかります。
結論としては、選択したモードの周波数を調べて、サウンドの設定をそれに合わせ、DACは内部クロックにすることも無難な選択と思われます。
LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(1) - 酒仙坊
2025/09/24 (Wed) 04:32:39
STAGE+の問題となったアルバムは、ロスレス(FLAC)ですので、そのサンプリング周波数はどのようなものかということをChatGPTで調べました。
STAGE+ 配信仕様(ロスレス FLAC)のアルバムは、44.1 kHz / 16 bit FLAC(CDクオリティ)、または 48 kHz / 24 bit 以上(ハイレゾ)で、ライブ配信は 48 kHz / 24 bit FLAC が多いということです。
以上の経過から音源のフォーマットの実際の周波数とそれに対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などについて網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
上記のとおり、STAGE+のロスレスのFLAC は、44.1 kHz / 16 bit FLACと48 kHz / 24 bitがあるそうですが、このアルバムの場合、はっきりしませんが、後者のようにも感じられます。
なお、音質についてSOUND設定で48KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの48KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。