ポンコツオーディオ-健在なり、インフラノイズ製品
- 酒仙坊
2025/09/03 (Wed) 05:01:31
ポンコツというほどではありませんが、当方のインフラノイズ製品は、導入後かなり経過しても健在で現役稼働中です。
最初に導入したムジカライザーは一部スピーカーアキュライザーに取って代わられましたが、交換したものは、オーディオ仲間のところで現役稼働中です。USB-101も別のオーディオ仲間のところに行っています。
ABS-7777、GPS-777はクロック供給で重宝していますし、CRV-555、CCV-5、CCD-6 などもクロック関係で稼働しており、USB-201、DAC-1も問題ありません。クロック機器は、配信音源の再生には不可欠です。
比較的新しい一連のアキュライザーグループやリベラメンテグループも陳腐化する気配はありません。こういう良いものは、これからも長く使っていこうとしています。
なお、インフラノイズ製品に限らず、47研、FIDERIX、Ex-Pro、城下工業など、中堅メーカーの製品も大切に使用しています。
ポンコツオーディオ-古い革袋に新しい酒 - 酒仙坊
2025/09/02 (Tue) 04:59:46
高額製品が目白押しで、ハイエンド全盛のようなオーディオ業界にはついていけず、細々とやっている状況で、以下は骨董オーディオとでもいうような話です、
時代物のポンコツ製品が多く、スピーカーは1950年代のTELEFUNKENの壁掛けモニターを始めとして、TANNOYⅢLZやAXIOM80なども味わいのある音色を奏でています。
アナログプレイヤーは、これも1950年代後半のThorensTD124をオーディオ仲間から譲り受け、手入れを施して、Garrad401と同様に現役稼働中で、ディジタルプレイヤーはEMT981が稼働中です。
真空管プリアンプはLeakのPoint1が現役で、パワーアンプはガレージメーカーに組んでもらったナス管のPX-25シングルやこれもナス管のRCA45ppアンプやLangevinの6V6ppアンプ、Heath KitのKT88ppとKT66 ppアンプ、Pilot Radio Corporationの6V6ppアンプや5881ppアンプやRogers CadetⅢアンプも現役です。Pilot Radio Corporationの6V6ppアンプなどは、ジャンク屋でパーツ取りのために解体寸前に引き取ったもので、audio exchangeというニューヨークの中古屋らしいシールが残っています。
その他IPCのAM1029アンプやEMT982はオーディオ仲間宅で生き延びています。これらを生き延びさせてくれたのは、技術に明るいオーディオ仲間で、パーツを調達してメンテを施してくれました。壊れたらパーツがないので、すぐお陀仏にならないところが、昨今のディジタル機器にない、ポンコツオーディオのメリットです。
こういうポンコツ機が最新の光アイソレーショや仮想アースとも違和感なく馴染んで、現代のライブ配信音源の恩恵をもたらしてくれています。
LAN iPurifier Pro-LANアイソレーションの活用 - 酒仙坊
2025/08/31 (Sun) 05:07:09
LAN iPurifier Proの活用について述べてきましたが、現在のLANアイソレーションの全体像を整理しておきます。
1)ルーター→スイッチングハブ間:OPT ISO BOX
配信サイト全体が通過
2)スイッチングハブ→PC間:LAN iPurifier Pro
ベルリンフィルディジタルコンサートホール・STAGE+
NHK+・CONCERTGEBOUWORKEST・Spotify・東京春の音楽祭
ディジタルサントリーホール・YouTubeなどに使用
3)スイッチングハブ→DMR-UBZ1間:OPT ISO BOX
ベルリンフィルディジタルコンサートホール・YouTubeに使用
4-1)fidata HFAS1-S10→Sonica DAC間:OPT ISO BOX
fidata HFAS1-S10収納ファイル音源再生・fidata HFAD10-UBXからのCD再生に使用
4-2)スイッチングハブ→Sonica DAC間:OPT ISO BOX
Spotifyに使用
*4-1)と繋ぎ替え
5)スイッチングハブ→fidata HFAS1-S10間:LAN iSilencer
Spotifyに使用
PCは第8世代iCore7のSSD仕様W10機ですが、W11にupgradeした後もベルリンフィルディジタルコンサートホールやSTAGE+の再生は、問題なく実施できています。
LAN iPurifier Pro-夏の音楽祭配信(4) - 酒仙坊
2025/08/27 (Wed) 04:40:12
引き続き、エディンバラ音楽祭のジョナサン・セルズ指揮イングリッシュバロックソロイスツのバロック音楽とグシュタード音楽祭のミルガ・グラジティーニ・ティーラ指揮グシュタード音楽祭管弦楽団のドボルザークの交響曲9番新世界などを聴いていきました。
エディンバラ音楽祭のバロック音楽は、パーセル、バッハ、ヘンデルの宗教曲の定評のあるモンテヴェルディ合唱団の演奏です。静かな曲から力強い盛り上がりまで、ハーモニーは崩れません。
グシュタード音楽祭のドボルザークの交響曲9番新世界は、ティーラの切れのよい指揮のもと、若い団員たちの溌溂とした演奏が聴けました。
昨年までは、LAN受信経路の対策は、LANアキュライザーとLAN iSilenserだけでしたが、OPT ISO BOXとLAN iPurifier Proが加わったことにより一段とライブ感が向上しています。
LAN iPurifier Pro-LANアイソレーションの一斉試聴 - 酒仙坊
2025/08/24 (Sun) 05:30:26
LAN iSilencer、OPT ISO BOX、LAN iPurifier Proの経過については、逐次報告してきましたが、今回A氏邸にB氏、C氏とともに集まり、LAN iSilencer、OPT ISO BOX、LAN iPurifier Proの一斉試聴を行いました。
これらをルーターとPCの間に順次介在させ、ベルリンフィルディジタルコンサートホールやSTAGE+の配信音源で聴き比べを行いました。
結果、アイソレーションなしでは、スピーカーのJBLの個性が強く、粗さが目立ちましたが、LAN iSilencer→OPT ISO BOX→LAN iPurifier Proと替えるごとに緻密さがまし、JBLでベルリンフィルディジタルコンサートホールのHIMARIの演奏など、ここまでヴァイオリンがリアルに聴けるのかという声もあがったくらいです。
この他、STAGE+の山下洋輔のピアノと山本邦山の尺八のミュンヘンでのデュオコンサート、ゲオルグ・ショルティ・アカデミアの創立記念オペラガラコンサートのソプラノ、アルト、テノール、バリトンによるヴェルディの椿姫の乾杯の歌、マリア・ドゥエニャスのパガニーニの24のカプリースなどを聴いていきましたが、収録年代の新旧や収録環境の違いなどもはっきり確認でき、椿姫の乾杯の歌なども収録環境の間接音も含めたライブ感の向上が確認できました。
さらに、後日場所を拙宅に替えて、B氏、C氏、D氏に御参集いただき、復習を行いました。今回は、ルーターとスイッチングハブの間にOPT ISO BOXを、スイッチングハブとPCの間にLAN iPurifier Proを介在させた試聴です。そしてA氏邸と同様、ベルリンフィルディジタルコンサートホールのHIMARIの演奏やSTAGE+の配信音源の復習を行うと同時に、これらからTASCAMのレコーダーで録音した5.6MHzDSD録音音源のfidataのミュージックサーバーからの再生と比較し、DSD録音音源でもアイソレーションの効果を確認していただきました。
以上の経過から、光アイソレーションの導入により、配信音源がオーディオの一分野として市民権を確立しつつあると言えると思います。
ヴァイオリンはお好きですか?? - Aquirax
2025/08/21 (Thu) 09:53:50
インフラノイズblogではヒラリー・ハーンのイザイ無伴奏も話題に上がりました(発信源は酒仙坊さん?)。
これもAmazon Musicで(必然的にPCシステムで)聴いたところ、彼女の演奏から今までは感じなかったシゲティの音を思わせる要素を感じ、久しぶりにメインシステムの方でシゲティのバッハ無伴奏を鳴らしてみました。
これまではデビュー時のハーンが弾く颯爽とした無伴奏とは対極に聴こえていたシゲティの演奏ですが、共通するものを感じるようにこちらの感性も再生音も変わってきていました。
ハーンのバッハ無伴奏を続けて鳴らしたところ、やはり双方が近づいた感じに聴こえました。
ちなみに、シゲティの使用楽器はガルネリですがデルジェスではなく、その先代の作のようです。
Aquiraxが初めてレコードで聴いたバッハ無伴奏はヘンリック・シェリングの旧録です。
CDになってからはグラモフォンの新録で聴いていて、旧録CDは図書館で見つけて音源に加えて聴いています。
調べると、シェリングは正真正銘のデルジェスの使い手のようです。
CD時代になってよく聴いたのがチョン・キョンファですが、彼女もデルジェス。
これから聴いていこうとしているマイケル・レービンもデルジェス。
どうやら、Aquiraxのヴァイオリンの音のイメージの大元にはデルジェスがあるみたいです。
Aquiraxは生演奏を聴かないので自前のオーディオの音から来る個人的な感覚にすぎませんが、一流奏者が奏するガルネリ系ヴァイオリンに共通する印象は「整っている中でも突出して空間に響き渡る豊かな倍音を伴った解放感のある響き」です。
これは!と思って、久々にジャック・チボーを聴いてみました。
以前は古色蒼然とした感がぬぐえなかったのが、今回は生々しい音で聴こえてきたのが、まずはうれしい驚きでした。
比較の意味もあってバッハ無伴奏パルティータ3番を聴きました。
チボーの音は、ソロ演奏であっても、ハーン、シゲティ、シェリングよりもアンサンブル向けというか、ポリフォニーを感じさせやすい音で、それでいてソリストとしての張りと華のある力強く薫り高い演奏となっています。
そこは以前と変わらず、前にもましてハッキリと聴こえてきました。
勝手にこれぞストラディヴァリだと思って聴いているのですが、「強い芯を持った密度感のある端正でかつ豊かな響き」と感じます。
たかがオーディオ装置の音ですが、それによって音楽の様相が変わって聴こえるなら、やっぱり「正しい」音で聴きたいですし、多少なりとも音楽が感じ易い方向で変わってきているなら、喜ばしい変化だと思いたいです。
弦楽器の再生はずっと悩みのタネですが、努力し甲斐もあります。
その後のQobuz…やっぱりAmazonより上?? - Aquirax
2025/08/20 (Wed) 21:27:33
Qobuzはとっくに解約しましたが、アカウントは保持できていて、解約後もサンプル音源としてなら試聴できますし、音源購入も支障なくできています。
オーディオをやるなら一度は関わっておいた方がいい、と感じさせる対応です。
その点でRoonはあっさりしたもんで、解約直後に年額値下げの提案があったぐらいで、それっきりです(充分かも)。
Amazon Music Unlimitedとの音質差については、今年出た新しい音源でQobuzに優位性を感じています。
音源次第でもあるので、すべてにおいて優位ではありませんが、同一音源での優劣はあるなと感じました。
具体的に言うと、インフラノイズblogで話題に上ったマリア・ドゥエニャスのパガニーニ…
密度感がAmazonでは薄くなり、音は実に美しく魅力的ですが、楽器の鳴りがあまりに軽やかすぎて、それこそヴァイオリンの倍音成分が抜けている感じがします。
Qobuzだとよりしっかりとした音で聴けます。
サンプルだけですけど。
ドゥエニャスの演奏はパガニーニ聴くならこれ一択かと思うほどでしたが、ハイレゾ音源がそれなりに高価で入手をためらうほどだったので、もっぱらAmazonで聴いています。
文句を言えた義理ではありません(^^;;
LAN iPurifier Pro-夏の音楽祭配信(3) - 酒仙坊
2025/08/19 (Tue) 06:50:50
引き続き、ザルツブルグ音楽祭のネルソンスが指揮するウィーンフィルによる
マーラーとショスタコーヴィチの交響曲第10番、グラーフェネック音楽祭のラベック姉妹のプーランクの協奏曲とアルプス交響曲、オデオンスプラッツで開かれる毎夏恒例の野外コンサート、キャップ・ロカット音楽祭のオペラガラなどを試聴しました。
ザルツブルグ音楽祭のマーラーとショスタコーヴィチの交響曲第10番は、静かな眠りにつくようなマーラーと重苦しい表情や悲劇的な盛り上がりや鎮魂のような表情から疾走する終章など目まぐるしく表情を変えていきます。
グラーフェネック音楽祭のプーランクの協奏曲とアルプス交響曲は、オーストリアのグラーフェネック城の野外音楽堂の演奏で、くつろいだ雰囲気で聴けました。
オデオンスプラッツのコンサートは、プロコヒエフのピアノ協奏曲とリヒヤルト・シュトラウスの組曲薔薇の騎士で、これも広場に設営された野外のコンサートで華やかな演奏でした。
キャップ・ロカット音楽祭のオペラガラは、地中海のマヨルカ島のリゾートホテルの野外ステージの演奏で、お馴染みのオペラの序曲とソプラノのプリティ・イェンデが歌うオペラのアリアでした。
LAN iPurifier Proその他のLAN受信経路の対策により、このような各地の音楽祭をくつろいだ雰囲気で楽しむことができるようになっています。
LAN iPurifier Pro-STAGE+のジャズ(2) - 酒仙坊
2025/08/18 (Mon) 04:31:06
STAGE+のジャズのライブ収録の配信は、先日も報告しましたが、今回、ジャック・ルーシェ・トリオのライブ収録のアーカイブが公開されましたので試聴しました。
ジャック・ルーシェ・トリオは、バッハの作品をジャズにアレンジして演奏することで知られており、CDとライプチッヒのバッハ音楽祭のDVDを持っています。今回は、ミュンヘンでの公演の収録です。
お馴染みのバッハの曲をジャック・ルーシェが編曲していますが、切れのよいトリオの演奏は説得力があります。ブランデンブルク協奏曲では、長いドラムスのソロがあり、あざやかなスティックさばきを見せていますし、ベースのソロでは、コラールの旋律の音階も明瞭でした。
LAN iPurifier Pro-STAGE+のジャズ - 酒仙坊
2025/08/10 (Sun) 04:43:48
グラモフォンの配信サイトであるSTAGE+は、クラシックのみと思っていましたが、たまにジャズのアーカイブ収録の配信もあります。LAN iPurifier ProとOPT ISO BOX経由のLAN受信対策の効果の確認の意味もあって、プレイヤーの名前をしっている、キース・ジャレットの東京公演とウィーン公演、山下洋輔のピアノと尺八の山本邦山のデュオのミュンヘン講演、MJQのミュンヘン講演などを試聴してみました。特に山本邦山は生演奏もCDも聴いていますので、ジャズのコラボでどのような演奏をするかに興味がありました。
馴染みのない曲がほとんどですが、山下洋輔と山本邦山のTake Fiveやスカボローフェアは興味深く聴けました。MJQはラストコンサートのアナログとCDがあり、どのような演奏スタイルなのか、映像で確認できました。
山本邦山の幽玄な音色、MJQのクールでクリーンな演奏など、ジャズでも映像付きのライブ収録の配信でクラシック同様にLAN受信経路の対策が効果を発揮しているようです。
リッチオーディオ宣言?? - Aquirax
2025/08/07 (Thu) 07:14:50
自分で熟慮の上で購入したオーディオ製品には愛着が強くあって、なかなかシステムから外せないという人は多いと思います。
Aquiraxは?と言うと、熟慮して買うほどの高額な製品を持てないのもあって、外せない程の愛着が機器にはありません。
理由が生じればあっさり外して処分しています。
その代わり?どんな物でもシステムにとって有益なら使い続けます。
機器の中で一番長く使い続けているのはスピーカーシステム(21年)ですが、それに次いで、パワーアンプ(9年)、ミキサー(4年)になります。
アンプとミキサーはそれぞれ新品で2万円強で、初中級マニア向けセパレートアンプの1/10程の価格ですが、リファレンスとして使い続けています。
どちらも前のものが寿命を迎えたことによる買い替えで、その時々のお財布事情に合わせた同等品を選んでいます。
ネットワーク機器はすべてこの3年間で揃えたものです。
この間にDACを2台壊しているのが癒しがたいダメージになって、増々プアオーディオ路線に拍車がかかりました(^^;;
そんな中で、インフラノイズ製品は音楽再生の必需品として特別枠扱いです。
中でもアキュライザーシリーズから得られる音楽的豊かさは格別で、システムの音はこれらによって支えられています。
機器とは別に外せないもの、長く使い続けているものがあるとすれば、アキュライザーシリーズをはじめとするインフラノイズ製品群ということになります。
再生音から音楽的養分を摂取するためには、単純にシステムの音を良くするだけでは不十分で、要所で適切な音楽的調整がなされているか?がカギになります。
インフラノイズ製品によって、バランスとアンバランスのアナログ接続、USB接続、SPDIF接続、LAN接続、スピーカー、ヴォリューム、アース、ターンテーブルといった箇所での名人級の音楽的調整が素人にも可能になりました。
これらが無かったなら、音質を極めようとすればするほど神経症的に音質ばかりが気になるというオーディオ無間地獄?を彷徨っていたと思います。
どんなシステム構成であっても音楽的豊かさに浸れることが最も大切だと考えます。
その意味では、常にリッチオーディオ路線をひた走りたいAquiraxです。
LAN iPurifier Pro-夏の音楽祭配信(2) - 酒仙坊
2025/08/07 (Thu) 04:27:23
引き続き、ヴェルビエ音楽祭のユン・チャンとソン・ミンスの2台のピアノ演奏、ソン・ミンスのピアノ演奏、バイロイト音楽祭のダニエル・ガッティ指揮のニュルンベルグのマイスタージンガーなどを試聴しました。
ヴェルビエ音楽祭のユン・チャンとソン・ミンスの2台のピアノ演奏は、ブラームスとシュトラウスの2台のピアノのための曲を力強く演奏していました。
ソン・ミンスのピアノ演奏は、ベートーヴェンの後期三大ソナタで、ミンスの淡々とした演奏から美しく澄んだ音色のベートーヴェンを聴くことができました。
バイロイト音楽祭のダニエル・ガッティ指揮のニュルンベルグのマイスタージンガーは、歌唱は重唱や合唱もふくめて明晰で、舞台の進行をさらに的確に表現し、ガッティ指揮のバイロイト祝祭管弦楽団もリアルで迫力のある演奏を聴かせてくれました。
以上のいずれにおいても、LAN iPurifier ProとOPT ISO BOX経由のLAN受信対策の効果によるライブ感が確認でき、バイロイト音楽祭では昨年までと違ったリアルなライブ感が示されました。
フレー!フレー!ス・ガ・ヌ・マ!?? - Aquirax
2025/08/06 (Wed) 08:08:51
TOP WINGの菅沼陽介社長によるネットワーク関連新製品の開発・製造発売攻勢が止まりません。
概観すると、光アイソレーション関連機器、オーディオ専用ルーターとAP、リニア電源で、さらにスイッチングハブやNASを加える計画のようです。
Aquiraxが22年から24年にかけてやっていた対策をより徹底してオーディオ製品に結実させたものを次々と出してくるので、いちいちが気にかかります。
他社を含めたオーディオ製品の中の隙間を埋めるような製品群なので、販売も好調のようで何よりです。
これまでの商社・販社としての経験が生きていますね。
このご時世のオーディオ製品としては圧倒的に安価で、これからネットワークオーディオを始めるなら、試行錯誤から生じる無駄がない分さらに安上がりな上に、確実な結果が期待できると思います。
宣伝めいたことを書きましたが、Aquiraxが実際に使用したのはSilent Fidelity SFPを1セットと10mの専用ファイバーケーブルだけです。
ただ、これらによってSFPポート・光アイソレーションに起因する弱点が解消でき、大きな音質改善になりました。
Silent Fidelity SFPに呼応するようにDACケーブルを使用してみたのも大当たりでした。
はじめは3カ所に3セットの汎用SFPモジュールで行っていた光アイソレーションを2カ所2セットに絞って妥協点を探っていたのが、Silent Fidelity SFPを1セット得たことで大きく理想に近づけたと感じています。
もし同等の音質改善がTOP WINGのルーター類やリニア電源でも起こせるなら、さらに大きな伸びしろが出てきます。
比較的安価な製品とは言え、物欲が刺激されるのはプアオーディオ的には頭が痛いですが、声援ぐらいは精一杯上げさせてもらおうと思っています。
錯覚を疑え?? - Aquirax
2025/08/05 (Tue) 09:47:29
あるデモ行進で「日本人〇ね」というコールがあったということで、SNSを中心に炎上したことがあります。
コールした当人は「そうは言っていない。『病院行け』と叫んだだけだ」と主張して、波紋はさらに拡がりました。
Aquiraxがその映像を視聴したところ、最初は「ニッポンジン〇ネ」と聴こえていましたが、機会を改めて視聴すると「ビョウインイケ」とも聴こえ、どちらも自由に聞けるまでには至りませんでした。
おそらく当人の申請?通りなのでしょう(それでも悪態には違いない)。
シルエットだけの踊り子が見様によって右旋回にも左旋回にも見える、という錯視動画がありますが、それとよく似た現象だと思いました。
このことでわかるのは、人は欠損の多い視聴覚データは常に脳内で補って視聴している、ということです。
そこにバグがあれば、まったくありもしないことを視聴することになりかねません。
オーディオでも、今日はやけに音が良いと感じたり、その逆もあったりします。
それって脳内補完がうまくいったか?いかなかったか?の違いがほとんどなのかもしれません。
できるだけ脳内補完の負担を少なくしたいわけですが、完全にはできないのも宿命と考えておく必要はあります。
種々のノイズを減らすにしても、その結果、データ(デジタルデータとは限らず)の欠損がよりハッキリすることにもなりかねません。
脳内補完が不要になるどころか、その逆も大いにあり得るということです。
LAN iPurifier Pro-夏の音楽祭配信 - 酒仙坊
2025/07/29 (Tue) 07:49:07
一連の夏の音楽祭が始まりました。まずは、ラインガウ音楽祭とヴェルビエ音楽祭から試聴を始めました。
ラインガウ音楽祭は、ルノー・カプソン (ヴァイオリン)、ユリア・ハーゲン (チェロ)、ヤクブ・フルシャ指揮バンベルク交響楽団でブラームスの2重協奏曲と交響曲4番です。2重協奏曲のヴァイオリンとチェロの丁々発止の掛け合いと美しい旋律のロマンチシズム溢れるオーケストラが聴けました。
続いてのヴェルビエ音楽祭は、当代の人気ピアノストのトリフォノフのショパン、チャイコフスキー、バーバーのピアノ演奏とマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)とルノー・カプソン(ヴァイオリン)とゴーティエ・カプソン(チェロ)によるピアノ3重奏とエフゲニー・キーシンのバッハ、ショパン、ショスタコーヴィチの演奏です。
ヴェルビエ音楽祭のトリフォノフのピアノ演奏は、トリフォノフ の抑揚、強弱、緩急とりまぜたフレイジングのトリフォノフ節を聴かせてくれました。
ヴェルビエ音楽祭のピアノ3重奏は、ハイドン、ショスタコーヴィチ、メンデルスゾーンの作品でしたが、3曲それぞれの表情をピアノ、ヴァイオリンとチェロが歌い上げていきます。
ヴェルビエ音楽祭のキーシンのピアノ演奏は、バッハ、ショパン、ショスタコーヴィチの、バロックからロマン派、近代に至るピアノ曲の美しい調べが聴けました。
いずれもライブ収録らしいソリスト、指揮者とオーケストラと聴衆の一体感が醸成されたライブ感(“Chemistry”と称される)が伝わってきました。
昨年は、LAN受信経路の対策は、LANアキュライザーとLAN iSilencerだけでしたが、本年はLAN iSilencerが、LAN iPurifier ProとOPT ISO BOX経由に代り、これらのLAN受信対策の効果によるところのさらなるライブ感が確認できました。