LAN iPurifier Pro-設定条件の最適化(1)
- 酒仙坊
2025/09/24 (Wed) 04:32:39
STAGE+の問題となったアルバムは、ロスレス(FLAC)ですので、そのサンプリング周波数はどのようなものかということをChatGPTで調べました。
STAGE+ 配信仕様(ロスレス FLAC)のアルバムは、44.1 kHz / 16 bit FLAC(CDクオリティ)、または 48 kHz / 24 bit 以上(ハイレゾ)で、ライブ配信は 48 kHz / 24 bit FLAC が多いということです。
以上の経過から音源のフォーマットの実際の周波数とそれに対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などについて網羅的に調べてみることにしました。
詳細は省略して要約しますと、まず言えることは、サウンドの設定と入力クロッ周波数は一致させないと音がでません。
GPS-777では、サウンドの設定と入力クロッ周波数を44.1KHzにした場合、これまでの経験と同様、わずかにノイズが残ります。この意味ではABS-7777はノイズがでにくくクロックの打ち直しの許容範囲が広いようです。
上記のとおり、STAGE+のロスレスのFLAC は、44.1 kHz / 16 bit FLACと48 kHz / 24 bitがあるそうですが、このアルバムの場合、はっきりしませんが、後者のようにも感じられます。
なお、音質についてSOUND設定で48KHzの場合に GPS-777とABS-7777からの48KHzクロック入力と内部クロックを比較してみましたが、音質に顕著な違いはありませんでした。
また、SOUND設定で48KHzの場合に GPS-777からの48KHzクロック入力で、ロスレス(FLAC)と高音質(AAC320kbps)と通常モード(AAC256kbps)を切り替えてみましたが、音の緻密さはこの順に低下するようです。
いずれにしても、音源の特性に合わせてこまめに条件設定をするか、できるだけ高音質のモードを選択して内部クロックにすることが手間のからない方法と言えます。
LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proのブツブツノイズのフォロー - 酒仙坊
2025/09/23 (Tue) 08:09:02
先に問題となったSTAGE+のDolby Atomosのアルバムのブツブツノイズのフォローを続けています。Dolby Atomosのビットレートは768 kbpsらしいということでした。そこでこのアルバムのビットレートを調べてみる方法はないかとSTAGE+当該アルバム再生中の右上の歯車のマークをクリックすると、音声フォーマットのリストが出て「ロスレス(FLAC)」にチェックが入っています。「高音質(AAC320kbt/s)」、「通常モード(AAC320kbt/s)」、「ドルビーアトモス」の選択もありますが、このブラウザでは「ドルビーアトモス」非対応となっており、Helpに飛びますとPCのWindowsは非対応でSafariとMacOSが対応となっていました。
これまでの経過を整理しますと、外部クロック(WCK)をやめて内部クロック(INT)にしますとプツプツというノイズは収まりました。
PCからBrooklyn DAC+へのUSB接続には、iFiのiPurifier USBを介在させていましたが、インフラノイズのUSBアキュライザーを介在させてみたところ、プツプツというノイズはわずかに残りますが、気になることはなく音質向上も果たせました。たまに出る場合は、内部クロック(INT)にしますと完全に解消します。
PCのサウンドの設定も44.1KHzにしており、「ロスレス(FLAC)」なら問題ないはずです。そこで思いついてクロックの入力をGPS-777からABS-777に替えますとブツブツノイズは影を潜め、かつ音質も満足できるものとなりました。GPS-777とABS-7777の違いはディジタルPLLとアナログPLLの違いだそうで何が問題なのか詳しいことはわかりません。
以上から、音源のフォーマットの実際の周波数とそれに対応すべきサウンドの設定(44.1KHz or 48KHz)、クロック機器(GPS777 or ABS-7777 orなし)、入力クロッ周波数(44.1KHz or 48KHz)などについて網羅的に調べてみる必要を感じています。
LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proのブツブツノイズその後 - 酒仙坊
2025/09/22 (Mon) 04:29:52
さる首長の学歴詐称問題、ミャクミャクその他の商品の偽物問題、SNS上のフェイクニュースなどなど真贋問題には話題に事欠きません。
オーディオでは真贋とは違いますが、製品化プロセスやサービスの違いが音質に影響し、オーディオ仲間にもオリジナル盤を求めて東奔西走するアナログフアンがいます。さる演奏のオランダ盤、フランス盤、イギリス盤、アメリカ盤、国内盤を聴かせてもらう機会がありましたが、音質も違いますし、イコライザーカーブや絶対位相まで違うものがありました。
なやましいことは、この盤はどのイコライザーカーブなのか、公開されていなことです。ジャケットにはRIAAと記載されているが実際は違っていたり、リマスター盤では変わっていたりすることもあります。
これらと同じように、最近の配信では、フォーマットやビットレート、サンプリング周波数などが公開されないことが多く、同じフォーマットでもビットレートが違うものも混在しています。これらの情報を知りえていないと受信条件の設定や再生条件の設定やクロックの打ち直しでトラブルの発生も起こりえます。これらの情報はオーディオ情報誌でもあまり見受けません。
ビットレートは「1秒あたりに送られるデータ量」を示すだけで、サンプリング周波数やDACのクロック周波数そのものを直接示してはいないようです。
音声配信(AACなど)は圧縮ストリームで送られてきており、DACが扱えるのは「デコード後のPCMデータ」でそのサンプリング周波数が問題です。
なやましいことに同じビットレートでもデコード後のサンプリング周波数が44.1KHz、48 KHz、まれに192 KHzがあるようです。
これらの情報を認識しないまま間違った条件設定をして音質の判断を誤り、それが音源の問題と受け取ってしまうことも起こりえます。
イコライザーカーブや配信品質については、その都度公開して欲しいものです。
LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proの不具合その後 - 酒仙坊
2025/09/21 (Sun) 08:36:10
交換したLAN iPurifier ProのSTAGE+の配信再生は快調だったのですが、あるSTAGE+のアルバムの再生でプツプツというノイズがでました。これ以外のものの再生は問題ありません。
一瞬音切れが治っていないのかと思いましたが、LAN iPurifier Proのランプは正常です。
このアルバムはDolby Atomosのフォーマットでした。そこでSTAGE+のDolby Atomosのビットレートを調べるとどうやら768 kbpsらしいです。
DACはBrooklyn DAC+でGPS-777から44.1KHzを入力しています。そこでクロックのミスマッチかと思い、外部クロック(WCK)をやめて内部クロック(INT)にしますとプツプツというノイズは収まりました。
このDolby Atomosのビットレートは「1秒あたりに送られるデータ量」すなわち送信速度を示すだけで、サンプリング周波数やDACのクロック周波数そのものを示してはいないようです。44.1KHzとは少し数値が違っていれば、Brooklyn DAC+のクロックの打ち直しのタイミングのずれという可能性があります。
PCからBrooklyn DAC+へのUSB接続には、iFiのiPurifier USBを介在させています。このものはノイズを検知して逆位相のノイズでキャンセルさせるというものです。LAN iPurifier Proなどの導入で存在意義が薄れているので、外してみたところプツプツというノイズの大半は消えました。
そこでiPurifier USBの代わりにインフラノイズのUSBアキュライザーを介在させてみたところ、プツプツというノイズはわずかに残りますが、気になることはなく音質向上も果たせました。たまに出る場合は、内部クロック(INT)にしますと完全に解消しますので、Dolby Atomos自体のクロックの打ち直しのタイミングのずれは、潜在的にあるものと思われます。USBアキュライザーの効果は顕著で、外部クロック(WCK)は要らないくらいです。
iPurifier USBはノイズの多い場合には有効でしたが、LAN iPurifier Proなどの対策が進んできた場合は、配信音源のフォーマットによっては、かえって問題がある場合があることが分かりました。
今回のことから、配信音源のフォーマット、USBラインの介在物、PCのサウンド設定、DACのクロックの打ち直し条件の相互関係に注意すべきことが、教訓として認識しました。以上のように、配信フォーマットのサンプリング周波数やDACのクロック周波数の条件を課題としておきます。
LAN iPurifier Pro-Spotifyのロスレス化 - 酒仙坊
2025/09/16 (Tue) 04:49:14
長らく待たされたSpotifyのロスレス化が実現しましたので、手順に従い対応しました。音質はロスレスを指定します。
https://www.phileweb.com/news/audio/202509/10/26848.html
Spotifyの配信音源の再生経路は下記のとおりです。
ルーター→(OPT ISO BOX・LANアキュライザー)→スイッチングハブ→(LAN iPurifier Pro・LANアキュライザー)→PC→(USBアキュライザー)→Brooklyn DAC+(GPS-777外部クロック)→TruPhase
また、下記のSpotify Connectでも試聴しました。
HFAS1-S10→Sonica DAC→DA-3000→TruPhase
Sonica DAC→DA-3000→TruPhase
再生音源は、バッハのリュート組曲、チェンバロのGoldberg変奏曲、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲などの古楽とイザイの無伴奏ヴァイオリンゾナタで、いずれも古典調律やヴァイオリン曲など、微妙な倍音の表現を要するものです。
結果は様変わりしており、確かにロスレス化の効果はあるものと言えます。
LAN iPurifier Pro、USBアキュライザー、外部クロック入力も有効に働いています。
また、2系統のSpotify Connectでは、HFAS1-S10 とSonica DAC(S-DAC)の設定は、ロスレス指定ができず、最高品質までですが、問題なく再生でき、音質の傾向はPC受信に似ています。
HFAS1-S10やSonica DACは発売後時間がたっていますので、対応しない恐れがあります。その点PCはW10からW11にupdateしたものですが、ロスレス設定の手順はかなり手間取りましたが、問題なく設定できました。
ロスレス設定の手順やネット上ではロスレス設定ができる機器の情報が不足きみのようでしたので、下記のような質問をChatGPTに投げかけてみたところ有益な情報が得られました。
Q1:
Spotifyがロスレス対応になりました。PCでSpotifyの受信をしています。Spotifyのロスレス設定の手順を教えてください。
Q2:
Spotifyがロスレス対応になりました。iPhoneでSpotifyの受信をしています。iPhone のSpotifyのロスレス設定の手順を教えてください。
Q3:
Spotifyがロスレス対応になりました。iPhoneとストリーマーでSpotify Connectによる受信をしています。Spotify Connectのロスレス設定の手順を教えてください。
Q4:
Spotifyがロスレス対応になりました。現時点でSpotifyのロスレス対応ストリーマーを調べてください。
その後、ネット上でも情報が増えてきました。
電源の試行錯誤は続くよ、どこまでも?? - Aquirax
2025/09/14 (Sun) 20:51:17
「BRZHiFi」というロゴがついた同系列の中華リニア電源で5Vものが3種類あるので、久しぶりにとっかえひっかえしてみました。
箇所はメインシステム側のSFPスロット付きスイッチングハブです。
大きさが大中小ある5Vリニア電源の内、「中」2Aを常用していましたが、結論としては「中」のままが正解でした。
小では1Aで非力すぎたので「大」との比較でしたが、容量2Aでスペック的にはどちらも同じところ、「大」にすると音がつまらなくなったのに対して、「中」に戻すと音が生き生きします。
そんなこんなで中華リニア電源の音が今一つ信頼しきれないのが判ったので、ネットで評価が高かったAdapter Technology STD-12090というDC12V9AのACアダプターを購入してみました。
主に産業用医療用の電源アダプタを開発・製造している台湾メーカーのものです。
汎用スイッチング電源でも音の良いものがあり、特にこれはiFi(現Silent Power)のiPower Eliteより高音質だった、というblog記事を読んで飛びついてみました。
検索してみるとオリオスペックが積極的にこのメーカー製電源を扱っており、12Vものの在庫は窒化ガリウムを使ったタイプに移行中のようで、処分価格なのか、送料込みでも一個4000円程度で販売中でした。
まず2個注文し、音質を確認してから2個を追加発注、都合4個を購入しました。
当初の音の確認は、ZEN Streamに使っているiPower Elite 12V4Aとの交換で行いました。
iPower EliteもAC側DC側両方向へのノイズ対策でかなり良くなっていたので、同条件下だとそこまで差を感じませんが、つないだばかりと考えれば立派な音です。
これなら10倍の価格になるiPower Eliteを敢えて選ぶ理由はありません。
12Vリニア電源(前述の5V「大」と同じタイプ)と比べると明らかに音が良く、Soundgenicのリニア電源との入れ替えではダイナミクスが上がって大幅な改善がありました。
音の滑らかさも遜色なくスイッチング電源のノイズっぽさも感じません。
となると、安くても2倍、良いものなら10倍以上の価格になるリニア電源を選ぶ理由もなくなります。
結局、メインシステムの12V機器2台とホームゲートウェイ、Wi-FiルーターがSTD-12090になってしまいました。
今後は5V電源についても要検討です。
何故か同型ルーターに替えました?? - Aquirax
2025/09/14 (Sun) 19:31:01
直にオーディオに絡まない話題ですが、NTTのホームゲートウェイを交換しました。
我が家の光回線、インターネットのダウンロード速度は800Mbpsが出る時もあるくらい速いですが、アップロード速度に100Mbpsの限界値があります。
これはどう考えたものか?と回線業者のサポート窓口に相談したら、NTTからホームゲートウェイの同機種代替機を送るので設定を一からやり直してみて、ということでした。
対応は親切でスピーディでしたが、結果は何も変わらず、回線の仕様からくる限界と納得することにしました。
そこまでのアップロード速度が要るというわけでもありませんし。
NTTのホームゲートウェイやONUはレンタル機器で、こうした交換対応ではリサイクル品が回ってくる場合が多いようです。
うちに届いたのも2012年製の2025年整備品だったので、2014製新品を10年以上使い続けてきたところからの同機種整備品への交換は微妙な気持ちでした。
使ってみて違和感はなく、音質も大きくは変わらずホッとしていますが、全く同じでもなく、心もち低音楽器の音程感が明快になった気がしましたが、気のせいかも?という程度です。
どうせ交換なら新型機種にして欲しかったとも思いますが、中身がメンテされたのと一緒なのと、トラブルがないだけでも良しとしましょう。
LAN iPurifier Pro-LAN iPurifier Proの不具合情報 - 酒仙坊
2025/09/09 (Tue) 05:22:05
最近ネット上のLAN iPurifier Proの不具合情報がみられるようになりました。当方の場合、ヒートシンクの設置など放熱対策を施して持ちこたえてきましたが、ついにネット上の症状と同じ症状が出始め、交換手続きを行いました。
ネット上の通常の検索エンジンに加えて、こういったネガティブ情報にもChatGPTを使ってみました。
「Q:エミライ取り扱いのLAN iPpurififer Proは故障が多いと聞きます。どのような症状でしょうか?これに対するエミライの対応はどのようなことでしょうか?無償交換ということも聞いていますが、交換品は問題ないのでしょうか?」
ChatGPTの回答は長いので省略しますが、通常の検索エンジンより詳細で、よく整理されています。ChatGPTは、積極的にポジティブ情報を得ることに加えて、こういったネガティブ情報の整理にも有効であることがわかりました。
今後は新製品発売後の評価についてもChatGPTを利用してみます。
なお、その後販売店の迅速なご対応により、無償交換が完了しました。
オーディオの基本情報―ChatGPTによるオーディオ情報取集 - 酒仙坊
2025/09/08 (Mon) 04:34:27
オーディオの情報誌や試聴会の解説でも、オーディオ製品やメデイアの特性に関する詳細な情報が少ないことが気になっていました。
そこでChatGPTによる情報検索を実施してみました。
課題とChatGPTへの質問事項の事例は、次のようなものです。
課題1:CDとCDRの記録方式と音質の違い
質問事例A:CDとCDRは記録方式が違いますが、音質の違いはあるでしょうか?
課題2:各種フォーマットの高域周波数特性
質問事例A:33.回転LPの高域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
質問事例B:MQA-CDの高域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
課題3:各種フォーマットの低域周波数特性
質問事例A:5.6MHzDSDの低域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
質問事例B:SACDの低域はどのくらいの周波数まで伸びていますか?
課題4:フォーマットの実測周波数特性
質問事例A:CD、LP(アナログ盤)、SACDおよび5.6MHzDSDなどの高域から低域までの実測周波数特性比較についても整理していただけませんか?
課題5:周波数特性の科学的な音質要素と心理的・主観的要素
質問事例A:CDとLPの周波数帯域は実測ではあまり変わらないのですが、音質はかなり違います。その理由を教えてください。
質問事例B:CDとLPの「科学的な音質要素(歪み・S/N・位相特性)」と「心理的・主観的要素(温かみ・広がり感)」を対比した表に整理してみてください。
課題6:配信音源のファーマット、ビットレートおよび周波数特性情報
質問事例A:配信サイトのベルリンフィルディジタルコンサートホールのファーマット、ビットレート、周波数特性について教えてください。
質問事例B:配信サイトのQobuzのファーマット、ビットレート、周波数特性について教えてください。ハイレゾについてもお願いします。
以上のような質問へのChatGPTの回答はかなり詳細なもので、オーディオ誌などでは得られない回答もありました。なお、和文の質問に関しては、ChatGPTが検索する情報数が少ないためか、十分な回答が得られない場合に、英文での質問もより詳細な回答が得られる場合もありました。
オーディオの限界(3)―ヴァイオリンの機種と音色(2) - 酒仙坊
2025/09/07 (Sun) 04:51:20
STAGE+のイツァーク・パールマンのComplete Recordings on Deutsche Grammophon & Deccaのアルバムの中からヴィヴァルディの四季の演奏を試聴しました。
演奏:
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
このようにイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、「偉大なヴァイオリニストの集い」での4人の奏者がライブ収録でソロを務めています。
スターンは「春」、ズーカーマンは「夏」、ミンツは「秋」、パールマンは「冬」を担当しており、それぞれ4人の特色ある演奏が聴けました。
そこで、4人の奏者の使用楽器を調べたところ、下記の情報が得られました。
アイザック・スターン(春の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1737 Panette
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1740 Ysaye
ピンカス・ズーカーマン(夏の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1742 Dushkin
ショロニモ・ミンツ(秋の奏者)
楽器:グァルネリ・デル・ジェス『イル・カンノーネ(Il Cannone)』(1743)
楽器:ミケランジェロ・ベルゴンツィ"ex-Shlomo Mintz"(1764)
イツァーク・パールマン(冬の奏者)
楽器:A.ストラディヴァリ 1714 Soil
楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1743 Sauret
楽器:カルロ・ベルゴンツィ 1740 ex-Kreisler
4人のヴァイオリンの音色と使用楽器の関連性に興味があったのですが、ベルゴンツィは聴いたことがなく、スターンはストラディヴァリウスではないかと思いましたが予想はずれで、それぞれの機種を特定することは困難でした。
オーディオの限界(2)―ヴァイオリンの機種と音色(1) - 酒仙坊
2025/09/06 (Sat) 04:21:50
よく話題に上るヴァイオリンの機種と音色の関係ですが、生で聴くと同じストラディヴァリウスやガルネリでも音が違います。その要因は、ガット弦と金属弦の違い、ボウの形状の違い、ヴィブラートの効かせ方などがあります。
ヴァイオリンくらい個性の豊かな楽器は他に例がなく、ヴァイオリン奏者の楽器、弓、弦の紹介は、下記に詳しく述べられています。
著名ヴァイオリニストの使用楽器・弓・弦
実際に演奏会で聴いたヴァイオリンをプログラムの記述やネット検索で調べた結果を下記に記載します。
五嶋みどり
グァルネリ
前橋汀子
グァルネリ
堀米ゆず子
グァルネリ
渡辺沙蘭
グァダニーニ
千住真理子
ストラディヴァリウス「デュランティ」(ガット弦)
ヒラリー・ハーン
ヴィヨーム
フォルクハルト・シュトイデ
1718年製Aストラディヴァリウス
郷古簾
1682年製Aストラディヴァリウス
有希・マヌエラ・ヤンケ
1736年製ストラディヴァリウス「ムンツ」
神尾真由子
1727年製ストラディヴァリウス
1735年製グァルネリ
1731年製ストラディヴァリウス
米元響子
1723年製Aストラディヴァリウス(ガット弦)
戸田弥生
グァルネリ
ジュリアーノ・カルミニョーラ
1733年製ピエートロ・グワルネーリ(ガット弦)
アリーナ・イブラギモヴァ
ピリオド楽器とモダン楽器(ガット弦)
アンネ・ゾフィー・ムター
1710年製A.ストラディヴァリウス Lord Dunn-raven
1703年製A.ストラディヴァリウス Emiliani
庄司沙也香
1715年製ストラディヴァウス「ヨアヒム」
1729年製ストラディヴァウス「レカミエ」
日下紗矢子
1822年製ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ
諏訪内晶子
1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」
1732年製作のグァルネリ「チャールズ・リード」
樫本大進
1674年製アンドレア・グァルネリ
アラベラ・美歩・シュタインバッハー
1716年製 A.ストラディヴァリウス
平崎真弓
1706年製Joseph Guarnerius
1774年製Leopold Widhalm
1659年製Jacob us Stainer
青木尚佳
不明
宮本笑里
1720年代製ドメニコ・モンタニアーナ
柴田由貴
アマティ
エンリコ・オノフリ
不明(バロック・ヴァイオリン・ガット弦)
当方の貧弱なシステムとメディアの特性からして、演奏会で聴いたイメージをオーディオでそれぞれのメデイアで聴いて判別することは、かなり至難のことです。
オーディオの限界(1)―「針の穴から天を覗く」 - 酒仙坊
2025/09/05 (Fri) 04:58:07
オーディオで演奏スタイルや音色や楽器を判断することには、限界があると感じています。
その最初の経験は古い話ですが、カール・ミュンヒンガー率いるシュトットガルト室内管弦楽団の演奏です。評論家の記事にミュンヒンガーのミリタリズムという言葉があり、自分でもかっちりとした演奏と思っていましたが、演奏会で聴いて、それまでのイメージが根本から崩れました。もう一つは、マウリチニ・ポリーニの演奏です。カンカンとエッジのたった音だと思っていましたが、実に美しい音色でした。
このようなことの要因は、自分のオーディオ装置の貧弱さとイコライザーカーブの問題が大きいことが後から分ってきました。すなわち、グラモフォンの音、デッカの音、CBS Sonyの音、フィリップスの音、EMIの音などと勝手に分類していたことが、イコライザーカーブの問題であることも分ってきました。やっかいなことは、製造国やリマスタリングの違いでカーブが変わってくることです。
古楽では、音律の問題やピッチの問題も避けて通れません。例えば、オルガンでは、地元の多目的ホールのオルガンは平均律ですが、CDで聴くミーントーンやヴェルクマイスターの調律のオルガンでは、お馴染みのトッカータとフーガを聴いてもイメージがかなり違います。チェンバロやリュートの古典律は、さらに複雑で、絶対音感がないので、どの古典音律で調律したと言われても判別できません。
ピッチもバロックピッチ、フレンチピッチなどがあり、固有のイメージがついて回ります。生で聴くと何となくわかることも、オーディオでの判別はかなり困難です。
オーディオで生演奏を云々することは、「針の穴から天を覗く」ようなことではないかと感じています。
ポンコツオーディオ-健在なり、インフラノイズ製品 - 酒仙坊
2025/09/03 (Wed) 05:01:31
ポンコツというほどではありませんが、当方のインフラノイズ製品は、導入後かなり経過しても健在で現役稼働中です。
最初に導入したムジカライザーは一部スピーカーアキュライザーに取って代わられましたが、交換したものは、オーディオ仲間のところで現役稼働中です。USB-101も別のオーディオ仲間のところに行っています。
ABS-7777、GPS-777はクロック供給で重宝していますし、CRV-555、CCV-5、CCD-6 などもクロック関係で稼働しており、USB-201、DAC-1も問題ありません。クロック機器は、配信音源の再生には不可欠です。
比較的新しい一連のアキュライザーグループやリベラメンテグループも陳腐化する気配はありません。こういう良いものは、これからも長く使っていこうとしています。
なお、インフラノイズ製品に限らず、47研、FIDERIX、Ex-Pro、城下工業など、中堅メーカーの製品も大切に使用しています。
ポンコツオーディオ-古い革袋に新しい酒 - 酒仙坊
2025/09/02 (Tue) 04:59:46
高額製品が目白押しで、ハイエンド全盛のようなオーディオ業界にはついていけず、細々とやっている状況で、以下は骨董オーディオとでもいうような話です、
時代物のポンコツ製品が多く、スピーカーは1950年代のTELEFUNKENの壁掛けモニターを始めとして、TANNOYⅢLZやAXIOM80なども味わいのある音色を奏でています。
アナログプレイヤーは、これも1950年代後半のThorensTD124をオーディオ仲間から譲り受け、手入れを施して、Garrad401と同様に現役稼働中で、ディジタルプレイヤーはEMT981が稼働中です。
真空管プリアンプはLeakのPoint1が現役で、パワーアンプはガレージメーカーに組んでもらったナス管のPX-25シングルやこれもナス管のRCA45ppアンプやLangevinの6V6ppアンプ、Heath KitのKT88ppとKT66 ppアンプ、Pilot Radio Corporationの6V6ppアンプや5881ppアンプやRogers CadetⅢアンプも現役です。Pilot Radio Corporationの6V6ppアンプなどは、ジャンク屋でパーツ取りのために解体寸前に引き取ったもので、audio exchangeというニューヨークの中古屋らしいシールが残っています。
その他IPCのAM1029アンプやEMT982はオーディオ仲間宅で生き延びています。これらを生き延びさせてくれたのは、技術に明るいオーディオ仲間で、パーツを調達してメンテを施してくれました。壊れたらパーツがないので、すぐお陀仏にならないところが、昨今のディジタル機器にない、ポンコツオーディオのメリットです。
こういうポンコツ機が最新の光アイソレーショや仮想アースとも違和感なく馴染んで、現代のライブ配信音源の恩恵をもたらしてくれています。
LAN iPurifier Pro-LANアイソレーションの活用 - 酒仙坊
2025/08/31 (Sun) 05:07:09
LAN iPurifier Proの活用について述べてきましたが、現在のLANアイソレーションの全体像を整理しておきます。
1)ルーター→スイッチングハブ間:OPT ISO BOX
配信サイト全体が通過
2)スイッチングハブ→PC間:LAN iPurifier Pro
ベルリンフィルディジタルコンサートホール・STAGE+
NHK+・CONCERTGEBOUWORKEST・Spotify・東京春の音楽祭
ディジタルサントリーホール・YouTubeなどに使用
3)スイッチングハブ→DMR-UBZ1間:OPT ISO BOX
ベルリンフィルディジタルコンサートホール・YouTubeに使用
4-1)fidata HFAS1-S10→Sonica DAC間:OPT ISO BOX
fidata HFAS1-S10収納ファイル音源再生・fidata HFAD10-UBXからのCD再生に使用
4-2)スイッチングハブ→Sonica DAC間:OPT ISO BOX
Spotifyに使用
*4-1)と繋ぎ替え
5)スイッチングハブ→fidata HFAS1-S10間:LAN iSilencer
Spotifyに使用
PCは第8世代iCore7のSSD仕様W10機ですが、W11にupgradeした後もベルリンフィルディジタルコンサートホールやSTAGE+の再生は、問題なく実施できています。